人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ11)

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まっすぐなページ11

翌朝

私は兵団の服ではなく余所行きの服に身を包んでいた

皆が送り出したいと言ってくれたがあまり顔を見られて変に勘ぐられないために見送りはエルヴィンとリヴァイのみとなった

ハンジ達は団長室から覗いてるようだけど

ｴﾙ｢サラ、大丈夫か？｣

｢うんっ。ちょっと緊張してるけど、大丈夫！｣

リ｢気をつけてな。また、週末に。それ迄に色々調べておく｣

｢ありがと！エルヴィンとリヴァイも気をつけてね｣

ﾓﾌﾞ兵｢お時間です｣

｢分かりました｣

王都から来た馬車に憲兵と乗り込む

ﾁﾗｯと窓から見えたハンジ達に小さく手を振り扉は閉められた

大丈夫。お役目を果たすだけよ

また、戻ってこれる

そう信じて馬車は動き出した

リヴァイside

サラを見送ったあとひとまず今日はいつも通りの予定とエルヴィンが言ったため何となくアイツの温室に来ていた

リ｢ﾊｧ…｣

椅子の背もたれに身を預けて天を仰ぐ

リ｢頼むから無事でいてくれ｣

そんな事を考えるようになるのはアイツの事を意識するようになってからで、あの壁外での時以上に俺の気持ちに余裕はなかった

そろそろ戻るかと考えているとテーブルにティルがやってくる

リ｢なんだ？お前はいたのか｣

ｺﾃﾝｯと首を傾げて持っていた胡桃を差し出してくる

リ｢いや、腹は減ってない。お前、主人がいないのに大丈夫なのか？｣

そう言うとかなりのドヤ顔をするのだからコイツは着ぐるみかなんかなのではと自分らしくないことを考えてしまう

リ｢まぁいい。なんかあれば誰かのとこに行けよ。俺はもう行く｣

立ち上がり兵舎への道を歩く

アイツはそろそろ王都に着いただろうか

何もされてないといいんだが…

リ｢ﾊｧ…｣

本日何度目かも分からないため息をついた

リヴァイside end