番外編を書かせて下さい。

・ ページ9

貴方side

家を出た後、タクシーを捕まえて優美の家に来ていた

貴｢急に来て申し訳ないけど｣


ピンポーン

と呼鈴を鳴らすと

｢はい｣と男の人の声がする


珍しい。中原クン帰ってるんだ


貴｢すみません。優美いますか？｣

中｢あぁ。今行かせる｣


結婚式の時一度だけ顔を合わせただけだったが覚えていたのだろうかなんの疑いも無く優美を出してくれた


ガチャ


優｢愛夏？！どしたの？｣

貴｢あー。家出してきた｣

優｢家出ぇ？！｣


玄関付近で話していると



中｢おい。中入れてやれよ｣



中原クンがそう言ってくれる

優｢そうだね！入って！｣

やっぱ来るの不味かったかな。中原クンがいるから尚更


中｢別に気にすンな。ゆっくりしてけ｣


そう言って沢山ある部屋の一室入って行く


貴｢ご、ごめん。疲れてるのに｣

優｢いいのいいの！徹夜明けだから。あんなんなの。明日も休みだから彼｣

なんて、ふふっ。と笑う。

そこからはなんで家出したのか聞かれ二人でお酒を飲みながら話した

その日は珍しく酔い潰れて寝てしまった




太宰side

鳴り響く音。画面には愛夏の文字。急いで通話ボタンを押した


太｢愛夏？！今どこにいるんだい？！｣

だけど出たのは


中｢うるせぇ。俺だよ｣

中也だった

太｢何だ中也か…待って何で中也が愛夏の携帯持ってるんだい？｣

中｢なんでだと思う｣


真逆


太｢居るのかい？中也の家に｣




中｢あぁ。酒飲んで酔い潰れてるのを見て優美が手前ｪに電話してようとしたから俺がした。｣



そして次の言葉は


"嫁くれェ大事にしたらどうだ？"


その言葉と同時に通話は切れ。私は家を飛び出して拾ったタクシーで中也の家まで向かった

・→←☆ 家出 (曇天に笑う様ﾘｸｴｽﾄ)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す