別にいい ページ8
軽く身支度を済ませて玄関に行くとエルヴィンは自分の馬と私の馬を曳いて待ってくれていた
｢お待たせしました〜。馬、ありがとう｣
本当は部下の私が用意しないとだけどね…ｱﾊﾊ
ｴﾙ｢構わないよ。さぁ、行こうか｣
そう言うと軽々と馬に跨るエルヴィンは絵になるな
｢ブラン宜しく｣
私も愛馬を人撫でしてから跨りエルヴィンの後ろにつく
ﾊﾟｶｯﾊﾟｶｯ
馬の蹄の音をたてながら市内を歩き訓練所迄行く
ｴﾙ｢今回の視察は入団希望者などに話を聞いたり訓練中を見学させてもらうことになっている。特にすることはないが気になる子がいたら教えてくれ｣
｢了解｣
何人希望者がいることやら…。
そして毎年毎年、飽きずに私にちょっかいかけてくる奴がいるまぁ、今までは入団者の方が歳上だったし仕方ないかもだけど…
ガキが幹部級のクラスなんて納得いかないとよく言われたわ
｢今回は同世代だけに違う意味で面倒なことになりそう…｣ﾎﾞｿｯ
これから起こりうることを想像していたらエルヴィンの馬が止まった
ｴﾙ｢着いたぞ。まずは、馬を置いてキース教官に挨拶しに行こう｣
｢分かった｣
私達は空いていた厩に馬を入れてキース教官がいるであろう訓練場迄足を運んだ
訓練所に着くと訓練生達は外周させられてるらしく団子みたいに固まって走っていた
ｴﾙ｢教官、お疲れ様です｣
キ｢エルヴィンか、あとはサラも来たのか｣
エルヴィンの後ろにいた私が顔を出すとキースは少し表情を緩めた
｢お久しぶりです｣
キ｢ははっ、随分大人っぽくなったな｣
そう言ってガシガシと頭を撫でてくれた
｢わっ、教官もお変わりないようで｣
キース教官、もといキース元団長は私が八つの時に調査兵団の団長をしていた人だ
エルヴィンもその時はまだ、分隊長で色々あって逃げ込んできた私を匿ってくれた一人でもある
まぁ、その話はまた今度
ｴﾙ｢今期の子達はサラと同年代でもあるので少し顔を馴染ませようかと思い連れてきました｣
キ｢そうか、別に構わない。ゆっくり見学してくれ、何なら特攻班隊長にお手本を見せてもらってもいいがな！｣ﾊﾊｯ
そう言って豪快に笑うキース教官
｢それは、まぁ考えておきますよ…｣
話し込んでいると外周が終わった子達がぞろぞろと並び始めた
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星桜(プロフ) - kinakoさん» ありがとうございます！読みづらくて申し訳ないですがもう少し駄作者ワールドにお付き合いくださいm(_ _)m (1月5日 16時) (
レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - 面白かったです。周りとの関係の変化も色々と気になります‼ (1月5日 15時) (レス) @page43 id: 70f10019e9 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - おにぎりさん» ありがとうございますm(_ _)mそう言っていただけて凄く嬉しいです！ (12月19日 12時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 凄く好きです、、、！！流石にナイフ飛ばすのはいけませんよw兵長wこれからも楽しみにしてます (12月18日 21時) (レス) @page6 id: 4b0e14d64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2023年12月15日 22時
