別にいい ページ49
兵士長室に連行されて扉の鍵を締められた私
リ｢何で締めたって、てめぇが逃げないように決まってるだろ｣
｢に、逃げませんよ！もうここまで来たら逃げられないし…｣
最後の方、声が小さくなったが兵長には聞こえていたようで、ならいいと言って給湯室へ入っていった
｢逃げたら天に召されそうだしね。ここは大人しくしてよ｣
少し待つと兵長がおぼんにポットとティーカップ、クッキーの乗った皿を持って戻って来た
リ｢ほら、甘いもん。俺の部屋にはこれくらいしかないが｣
コトッとクッキーの皿とティーカップを置いてくれる
｢あ、ありがとうございます…。兵長の分は...？｣
リ｢俺はあまり甘いもんは好きじゃねぇ。貰いもんで悪いが良かったら食えよ｣
そう言って向かいの椅子に座って紅茶を飲む兵長
絵になるなぁなんて見てたら目が合った
リ｢なんだ。紅茶、飲まねぇのか？｣
｢え！あ、いただきます…ｱﾁｯ｣
カップを持って口につけたときに思い出した
兵長の淹れる紅茶は熱いと…
だけど、その熱さはいつもの激熱な感じではなかった
リ｢まだ、熱いのか？お前のは水を入れてやったんだがな｣
スっと向かいから手が伸びてきて持っていたカップを取りフーっと冷ます
｢あっ、えっと｣
いつもと全然違う兵長にあたふたしてしまい言葉を失う
こ、この人分かってやってる？！それとも天然なの？！
そんな私を見てニヤッと笑った
あ、絶対分かってやってる！わざとだ！挙動不審の私を楽しんでるんだ！
リ｢ほら、そろそろ良いだろ｣
｢うっ、ありがとうございます…｣
リ｢お前、あんな顔もできるんだな｣ﾌｯ
｢あ、あんな顔ってなんですか？！｣
リ｢あ？阿呆づらに決まってんだろ｣
失礼な！
｢もう！そんな事なら私は部屋に戻ります！｣
そうだ、なんで私はここに連れてこられたんだ？用がないならさっさと戻ろうそうしよう
クルっとドアに向かうと後ろから呼び止められた
リ｢おい、何処へ行く｣
｢だから部屋にもdっﾑｸﾞｯ｣
振り返ると口に何かを突っ込まれた
甘い…
｢美味しい…｣
クッキーか、この味そうとういい所の店だぞ
リ｢話はある。とりあえずもう一度座れ｣
今度は真剣な表情で言われて何も言えなくなってしまう
｢分かりましたよ｣
大人しくさっきの場所に座ると兵長は次にこう言った
リ｢なぁ、お前の事エルヴィンやハンジ達は知ってるんだろ？俺にも教えてくれないか？｣
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星桜(プロフ) - kinakoさん» ありがとうございます！読みづらくて申し訳ないですがもう少し駄作者ワールドにお付き合いくださいm(_ _)m (1月5日 16時) (
レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - 面白かったです。周りとの関係の変化も色々と気になります‼ (1月5日 15時) (レス) @page43 id: 70f10019e9 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - おにぎりさん» ありがとうございますm(_ _)mそう言っていただけて凄く嬉しいです！ (12月19日 12時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 凄く好きです、、、！！流石にナイフ飛ばすのはいけませんよw兵長wこれからも楽しみにしてます (12月18日 21時) (レス) @page6 id: 4b0e14d64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2023年12月15日 22時
