別にいい ページ25
ルーカスと別れてから避難が遅れた民がいないか確認しながら一度中腹へと向かった
「ここは大丈夫そうね。ん？あれは…」
ふと三軒向こうの屋根に見知った金髪の少年が見えた
ﾀﾝｯ
「もしかして…アルミン？」
声をかけるとハッとこちらを見上げた
ア「イーサン隊長っ…」
「こんな所で何をやっているの？戦場で座り込んでは敵の的よ」
少し強めに言ってしまったが本当の事だ。少しの油断が命取りになる
ア「す、すみません。でも、エレンが…」
「エレン？エレンに何かあったの」
疑問ではない問いにギュッと唇を噛み締めた彼は次にこう告げた
ア「ぼ、僕の代わりに巨人に喰われて…それでっ」
ボロっと大きな瞳から涙が流れた
「っ？！…そう。それは辛かったわね…。でも、酷な事を言うけれど今は悲しみに浸ってる暇はない。私達の役目は一体でも多く巨人を倒すこと。エレンにもらった命、大切にしなさい」
ア「…はいっ！」
グイッと袖口で強く涙を拭い力強く立ち上がった彼
「よし。貴方は後衛に行きなさい。私の班が避難誘導の支援を行っているの私の名を告げれば行動を共にしてくれるはずよ。貴方は賢い、いざとなった時その頭脳を活かして」
それだけ伝えてアンカーを左へと刺した
ア「ありがとうございます！イーサン隊長もお気をつけてっ！」
彼もまた悲しみは拭いきれていないが指示した場所へと向かって行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星桜(プロフ) - kinakoさん» ありがとうございます！読みづらくて申し訳ないですがもう少し駄作者ワールドにお付き合いくださいm(_ _)m (1月5日 16時) (
レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
kinako(プロフ) - 面白かったです。周りとの関係の変化も色々と気になります‼ (1月5日 15時) (レス) @page43 id: 70f10019e9 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - おにぎりさん» ありがとうございますm(_ _)mそう言っていただけて凄く嬉しいです！ (12月19日 12時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 凄く好きです、、、！！流石にナイフ飛ばすのはいけませんよw兵長wこれからも楽しみにしてます (12月18日 21時) (レス) @page6 id: 4b0e14d64e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星桜 | 作成日時：2023年12月15日 22時
