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失声症の妹 ページ15

太宰 side


国木田くんを連れて美女探しをしていた時、急に会場内が暗転した


国「ん?停電か?」

太「これじゃあ美女探しできないじゃないか」





なんて言っている間にパッと明かりが着く




太「おっ!直ぐに点くなんて素晴らしい!さぁ、美人なお嬢さんどうか私とs…あれ?」





さっき迄目の前にいた女性がいなくなっていた



国「なんだ!どうなってる!!」



おかしいと思い辺りを見渡すと探偵社社員しか居ないことに気づく




そして






「やぁ、探偵社社員の皆さん。僕は三島由紀夫!異能力名は『英霊の聲』。津島…太宰愛夏の声を奪った人物だ」




何とも明るい声で衝撃的な事を言い放つ





国「なっ!」

乱「ふーん。君が」





皆、驚きのあまり響めく。


私も最初は何を言っているのか追いつかなかったが直ぐに現実に引き戻された





太「愛夏は?!」




バッと辺りを見渡すと与謝野さんの隣に居たのを確認して安心する





三「おっ、その反応は君がお兄さんかなぁ?」




太「…そうだけど」




私と彼の間にピリッとした感覚が走る


私は隣に居た国木田くんに紙切れを渡した






国「…?!おいっ、本気かっ!」


太「あぁ、勿論だよ。皆を連れて出てて。彼も危害は加えないと思う」



納得いかなそうだったけど渋々受け入れてくれた







三「あれぇ?皆行っちゃうの?まぁ、用があるのはお兄さんだから別に構わないけど」


ヴ「私は残ります」




え、ヴィヨン?とゆう事は、




太「愛夏!君も行くんだ」



貴〈ヴィヨンが言った通りです〉




国木田くんに連れていけと言ったのに彼女は戻って来たのだろう





三「えぇ、君も残るの?喋れないんだから面倒だなぁ」


貴〈ヴィヨンがいるので問題ないでしょう?〉


三「随分、口の利き方がキツイね?さっきの怯えはどこいったのかな?また、苦しくしてほしいの」




三島と名乗った男は右手を出してグッと握った




貴〈っ?!〉



ヒュッと空気の音がすると愛夏が喉を抑えてしゃがみ込んだ






太「なっ!止め給え!」


彼女に駆け寄りそう言うと呼吸が戻る




三「えぇ〜そんな事言っちゃう?自分のせいで妹がそんなんになったのに」




太「…どういう事だい」





三「これは驚きだ!まさか知らないとは」




ハハっと男は嗤う




三「仕方ないなぁ教えてあげるよ」

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ユリア(プロフ) - 新しい作品ですか〜私は中也推しなので、中也落ちの作品だと嬉しいですね!いずれにせよどんな感じになるのか楽しみです。応援してます(^▽^)/ (2023年1月27日 0時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます!しばらく書いていないですが文ストも4期始まったのでまた書こうか考え中です笑 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 97b6583699 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました!私は兄弟がいないので、こういう兄弟の絆みたいなものいいなーと思います。これからも頑張ってください!! (2023年1月15日 21時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 銀桜さん» ご愛読ありがとうございました!次回作も検討していますのでお楽しみに(´ω`)ノシ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 1dea27dd79 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。凄い読んでて面白かったです。次回作、応援してます! (2019年6月30日 8時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星桜 | 作成日時:2019年6月8日 21時

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