行方不明34 ページ35
_No side_
A「…顔赤っ、なんで?」
真緒「ちょ、顔近付けるな!」
A「ヤダ」
真緒の両腕をつかみ逃がさないようにして、Aはどんどん真緒の顔に自分の顔を近付けた。
鼻と鼻が触れ合いそうになった頃、Aと真緒は後ろに引っ張られ引き剥がされた。
ジュン「Aさんー?」
凛月「まーくんー?」
ジュンはAの首に手を回し、もう片方の手で腰あたりを掴んでいた。バックハグしているような形だ。
凛月はおんぶの形をしているのだが、明らかに殺気を含んでいる。
ちなみに零と日和は未だ口論中だ。
A「ジュン近いよー離れてー」
ジュン「自業自得でしょうが」
ジュンはAを抱き締めたままAの頬に顔を近付けて、軽くそこに口を落とした。目の前の__凛月と真緒に見せつけるように。
A「……日和ぃ助けてージュンに襲われるー」
ジュン「ちょっ」
日和「なっ、ジュンくん離れるね!」
零との話を直ぐに切り上げ、日和はジュンからAを引き剥がした。そしてすぐにジュンがしていたようにホールドする。
A「…こりゃ、全員お叱りコースだね」
日和「僕は凪砂くんに助けてもらってからAのこと助けてあげるから、毒蛇に怒られるのはジュンくんだけでいいねっ。事実、今日はジュンくん悪い子だったからね」
頬をふくらませて日和はそう言った。Aがボソリと「騒々しい…悪い日和だね」と言うと、日和は一瞬動きを止めてすぐに顔を赤くした。
日和「……Aは悪い子だね…庇ってあげないね」
A「えっ…酷すぎ真緒ヘルプ」
真緒「よしこっちに来い」
真緒が手を広げるので、日和の緩まった腕から脱出し真緒の胸に飛び込む。
凛月「……まーくん狡い。、俺のお兄ちゃんなんだけど」
A「……」
Aは真緒の腕の中にいながら、凛月の頭を撫でた。すると猫のようにAの手に擦り寄ってくる。
凛月「ふふっ……」
A「(猫……いや日和か?)」
零「A、凛月、こっちにもお兄ちゃんがいるぞよ〜」
零が手を広げて近寄ってくるのを、凛月はAを抱きしめて睨んだ。
凛月「いや、俺のお兄ちゃんはAお兄ちゃんだけなので。」
A「ふっ……w」
Aは面白そうに笑っていたが、零は「ショックじゃぁ」と泣き崩れていた。
日和「……楽しそうだね」
ジュン「サラッと盗られてますけど…」
日和「はっ」
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ルナ(自称天才☆)(プロフ) - わかりました!みてみますね! (2022年8月20日 14時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ(自称天才☆)さん» 一応続編で夏目くん書いてみましたがご覧になられましたか?でしたら感想とか改善点をお願いします。夏目くんストーリーで見たことないので口調が…。ご協力お願いします (2022年8月19日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(自称天才☆)(プロフ) - は〜い!ありがとございます! (2022年8月18日 21時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ(自称天才☆)さん» リクエストありがとうございます!まだ出てないですね!ごめんなさい!続編で出させていただきます!また何かあったらどんどんリクエストなどください! (2022年8月18日 8時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(自称天才☆)(プロフ) - こちらこそありがとうございます!リクエストなんですけど、出てたかわかんないですけど...なんかとりあえず推しが夏目なのでswitchとの交流が見たいです!よければよろしくお願いします!長文失礼しました〜 (2022年8月18日 0時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名F | 作成日時:2022年8月2日 14時