44話《Nice to meet you》 ページ44
_No side_
その日、Aは万次郎に呼び出され、何かと思えばあって欲しい人がいるらしい。どうやら、『真一郎に似ている』だそう。
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とある公園で待っていると、金髪のダサい格好をした少年が歩いてきた。
万次郎「此奴、似てね?」
A「容姿的な話なら全くもって似てねぇな」
?「え?なんすか?マイキー君。この人は一体…」
ダサ少年…花垣武道は万次郎とAを交互に見る。万次郎は口角をニヤッと上げ、Aに抱き着いた。
万次郎「"俺の"にぃ♡」
A「Aだ。お前は?」
武道「A…君ッスか。俺は花垣武道です」
万次郎「たけみっち!俺のにぃに惚れるなよ?にぃも!たけみっちに惚れんなよ?」
A「俺そんな趣味ねぇよ」
ギャグのようにも思える会話をしながら、Aはふと思う。『真一郎に似ている』という話を。
暫く会話をしたが、そんな面影は感じられず、気の所為だろうと思っていた。その時、
?「やめてください!」
チンピラ1「いいじゃん〜」
チンピラ2「俺らと楽しいことしようぜ〜」
そんな会話を聞いた。声のする方には、綺麗なオレンジ色に近い髪をした女子が、チンピラ二人に絡まれているところだった。
武道「ヒナ!」
武道はそう言い、真っ先に絡まれているところに向かった。結果は目に見えていて、殴られ、蹴られダッた。が、武道は挫けない。
軈て疲れ果てたのか、チンピラは逃げていった。
このとき漸く、万次郎の言った意味が分かり、Aは
A「真一郎じゃん…あんなの」ボソッ
っと言ったのだった。それを聞いた万次郎はニコリと笑い「だろ?」といった。
A「(彼奴なら、万次郎を助けてくれるんじゃないか?
万次郎は……俺のとこまで堕ちちゃいけない、希望を無くしちゃいけない。
だから__俺は万次郎の前からまた消えないとな。
俺と彼奴の位置を逆…いや、俺が居なかったようにしないといけないな。
嗚呼、面倒臭い。)」
こんな事、考えているとも知らず、万次郎は武道と話して笑っていた。
?「オレのA、やっと見つけた♡今すぐ俺のとこに帰ってこいよな、
お前の王はオレだけだろ♡」
45話《Strong against quarrel》→←43話《Past edition episode 3》
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます!ありがとうございます!リクエストあればまたお願いします! (2021年10月29日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです!ニヤニヤしながら読みました!イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました!リクエスト本当にありがとうございます!必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ!!ほんとですか??いいんですか??🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます! (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名F | 作成日時:2021年10月17日 10時