【銀魂】吉原から出た遊女は距離感がわからない〜弐〜

50△▽知ってしまった真実 ページ3

Aside



もうすぐ朝日が見えそうな夜更け。私と銀さんは万事屋に着いた




実はと言うと私が眠れないといい散歩に出たのは確かに真夜中だったがそこから高杉との一悶着はそこまで時間がかかってないのだ。



銀さんはなかなかにくたびれていて部屋に入った瞬間ドサッと座り込んだ



私も唐突な動きに驚き銀さんのまえにしゃがむ


「銀さん、大丈夫？？どっか痛い？」


銀「いや、探し回って走り回ったせいでちと疲れちまっただけだよ。」


「そっか。ごめんね」


銀「いいってことよ」


銀「んなことより！！！！」


ガシッ



唐突に肩を掴まれる


銀「高杉のヤローに変なことされてないよな！？」



「えっと〜それは…」



変なこと、なかったと言えば嘘になる。



銀「なんだ！？！なんかあったのか！？正直に言ってくれA！！」



「いや、あの〜その〜初キス奪われちゃった？みたいなぁ〜…」



なんだかとても言いにくかったが銀さんの真っ直ぐな視線にやられどうにかこうにか告白する




銀「………はぁぁぁぁぁぁ！！？！初キスゥゥゥゥゥゥ？！！！？」


「しっ！神楽ちゃん起きちゃうよ！！」



銀「あ、お、おう、わりぃ(なんだ今の顔！！天使か！！)」


銀「は、は、は、初キスってお前…吉原にいたってーのにキスすらしたこと無かったのか…」



カクカクとぎこちない笑い方をした銀さんが言う。



「言ったでしょ？私は鳳仙の隣にいただけで仕事には出てないの。」




銀「くっそぉぉぉおお…」


消え入るような声で悔しがる銀さん



なにをそんな悔しがる要素があるのだろうか←




銀「A」




急にハッとしたかのように銀さんがこちらを向く



「ん？どうしたn(ﾁｭ(んん！？//」




銀さんと私の唇が唐突に触れ合う



でも、それは高杉と違い短く可愛らしいキス



銀「ん…//////う、上書き保存だ！！！」





よく分からないけどなんか面白い←




「ふふ^^」



なんだか微笑ましい




銀「あー！！！もう！二度寝だ二度寝！A、もう1回寝るぞ！」



自分からやっといて照れくさくなったのか頭をガシガシとかいて銀さんは言う



「ふふ、そうだね^^*」





銀「(あぁなんでここまでしても気づかねぇんだよ)」

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