【銀魂】吉原から出た遊女は距離感がわからない

17△▽案の定だめだった ページ17

銀時side


ガラッ

「お風呂と洋服ありがとう！！」



そういってでてくるA



ぁぁぁああああだめだぁぁあ


やっぱり綺麗すぎる美しすぎるぅぅぅう


ほんのり赤い頬。まだ濡れてる髪。しかも俺の服うぅぅぅぅう！


しぬぅうしんじまぅぅぅう


銀「A、か、髪ぬれてんぞ」

「あ、ドライヤーの場所わかんなくて〜」

銀「あ、それなら…(ガサゴソ)」


そりゃそうだよな。わかるわけないよな

銀「あるぞ」


俺がドライヤーを持ってると…

「んー乾かして？」


銀「へ？」


こいつってやつは本当に天然タラシだ←


嬉しいからいいけど←


銀「お、おう。いいぞ」



「やった〜！！」


と言って俺の足の間に座る


や、やべぇだろこれは


俺がもたねぇ頑張れ俺


「ん！いーよ！」


銀「おう」


乾かしてるときにほのかに感じる俺と同じシャンプーの匂い



なんか今日は夫婦みたいだと感じることがおおいな←




幸せだ



「んふふ〜銀さんかわかすの上手だね〜」


銀「まぁな」


「幸せだぁぁ吉原では色んな姐さんがいてそれはそれで楽しくて幸せだったけどやっぱり皆どこか抱えてるものがあって…だからって歌舞伎町のみんなが何も抱えてない訳では無いと思うけど…」



そりゃそうだよな。こいつだって普通とは違う生活してきたんだもんな


「けど、歌舞伎町のみんなはとってもあったかくて幸せ」



そんな言葉を聞いて思わず頬が緩む




銀「そうかい。そりゃよかったよ」



なんて言いながら髪を乾かす


すると


Aの首の後ろ。俺の服はやはりAにはでかいらしく首の後ろが丸見えだ


Aの首の後ろには痛々しい傷跡が。


銀「お、おいお前これどうしたんだよ」


そう言って傷跡をさす


髪は乾かし終わった




「ん？あぁこれ？鳳仙が気に入らない態度を私がとったりしちゃうと罰が与えられるんだァ」



そんなことあったのか


それにしても痛々しい


銀「これ以外にもあんのか？」


「んー？覚えてないけどあると思うよ」


少し辛そうに笑うA



ギュ




「え？どうしたの〜？銀さん」


体が咄嗟に動いちまった


俺は後ろからAを抱きしめた


銀「まぁさ、辛い思い出やな思い出沢山あっただろうが大丈夫。これから幸せだって思えること沢山つくりゃあいいだろ？」




「〜！うん！そうだね！やっぱりヒーローだね！」


少し涙ぐんでAが言う。

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