貴方はどの執事と恋をする？~4~

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龍｢ふっ、これだからお嬢さまは困るわ〜｣

貴｢は…？｣









驚きが隠せない私を。


いきなり鼻で笑い出した数原さん。









なにこれ…。

いや、からかってるのは 分かってたんだけど…。









貴｢ほ、ほんとにキスするつもりだったでしょっ？｣

龍｢あ、それは本気｣

貴｢なっ…!!!｣









なんてヤツ…っ！









貴｢この変態クソゴリラ親父！！！｣

龍｢はっ？｣

貴｢眉毛全部抜いて出直せ！バカ！！｣





からかわれてムカついた私。

罵倒を浴びせながら その胸板を叩いていると。






さすがに呆れた様子の数原さんが、私の手をとって、顔を覗き込みながら、あぁ？とガンを飛ばしてくる。






玲｢すっげー言われよう｣

隼｢見てるこっちが 可哀想になってきたわ｣







本気で怖い彼の目に怯んでいる私を、すごく冷めた目で見つめている年下組。



助けようという気はないらしい。






涼｢さすが龍友くん、勉強になるわー｣

裕｢俺も きっちりメモしといた｣

亜｢お前ら 絶対真似すんなよ、嫌われるぞ｣






そして 手にペンと紙を持つ涼太と裕太が、薄眉毛変態親父をリスペクトしている様子。






亜嵐の言う通りだわ。

絶対真似すんなし！






メ｢次お…｣

裕｢てことで、次俺〜！｣

メ｢オウッ｣







手を挙げかけたメンディーさんを 思いっきり突き飛ばして、前へと出てきた裕太が、満面の笑みで私に擦り寄る。






玲｢裕太くんが胸キュンやってるとこ 想像できない｣

裕｢ひでぇ！｣






相変わらず毒舌な佐野さんに、気持ちオーバーリアクションな脚長サル。




いや、佐野さんの言う通りです。









貴｢で、裕太くんはなにやるの？｣






さっき数原さんにやられたやつはﾞ顎クイﾞって名前らしい。

意外とそういうのに疎い私は、無駄に女子力の高い涼太に 胸キュンが終わる度に説明してもらい。






壁ドン

袖クル

床ドン(逆バージョンも)

おでこコツン

顎クイ






が終わった私は、既に5つの心臓がなくなっています。









もうそろそろ本当の心臓が持たないよ…。









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