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｢つきましたよー！｣
ガタンッと扉が開いて、地面が見えた。
啓｢…2人の間に何があっても、俺は夏恋ちゃんの選択を信じるよ｣
貴｢私もです｣
啓｢…知ってる｣
俺らは夏恋応援隊だもんな。
そうふざけたように言う啓司さんが、くしゃくしゃな笑顔を作って、私の頭をぽんぽんっと撫でるから。
涙が 溢れそうになって。
啓｢ほら、降りるよ〜｣
貴｢…っはい｣
外では夏恋ちゃんが私たちを待ってる。
そう、分かっていたから。
目に溜まった涙を零さないように、顔を上げて。
あざといくらいの空を見つめた。
そして、観覧車を降り 丘を下ってすぐ右を向けば。
隼｢あぁっ！夏恋さま…っ、あぁ…っ｣
玲｢何やってんだよ隼っ！バカッ！｣
龍｢大丈夫ですかっ！夏恋さまっ！｣
夏｢……｣
頭からカラフルなポップコーンをあびたらしい夏恋ちゃんが、唖然と口を開け、隼を見つめていた。
貴｢なに、やって…｣
隼｢お嬢さま…こっ、これは…っ!!｣
床に散らばった 色とりどりのポップコーン。
着色料や夢 きもち多めで色づけられたその派手な姿が、夏恋ちゃんの周りをカラフルに染めている。
貴｢ハァァヤァァァトォォオオオ！！！！｣
隼｢ウギャァァアアアアッッッッ！！！！｣
夏｢…ふっ、ふふっ｣
｢｢…え？｣｣
私が隼に襲いかかろうとした時。
なぜか カラフルなポップコーンを見つめながら、震え出す夏恋ちゃん。
とうとう泣かせた…？
夏｢あははははっ！！！あはっ、はははっ！！！｣
隼｢え…？｣
貴｢笑ってる…？｣
龍｢なぜ…｣
私の予想とは真反対に。
震えだしたと思ったら、そのまま顔を上げて。
夏恋ちゃんは 大口を開けて笑い出したのだ。
夏｢ひひっ！…ふはっ、あははっ！なにこれ〜！｣
玲｢これのどこに笑いのツボが…｣
隼｢変なとこでスイッチ押しちゃったのかな…｣
貴｢隼、お前…｣
夏｢Aちゃん！｣
もう、いろんな意味で隼を締めようとしたら。
散々涙が出るくらい笑っていた夏恋ちゃんが、私と隼を引き剥がした。
夏｢いいのっ、隼くん面白いから！｣
貴｢えっ…でも…っ｣
夏｢大丈夫。隼くんもありがとうっ｣
そう、キラキラと笑う夏恋ちゃん。
その笑顔の裏には、静かな感情が眠っていた。
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〇〇(プロフ) - この3章泣けました｡龍友くんが夏恋ちゃんに好きだったって言ったとこを見た瞬間ぶわっと涙が出てきました･･･その後の2人の行動にも涙が出てきました｡もーこの作品ドラマ化した方がいいと思う笑(真面目に←) (2016年7月31日 23時) (
レス) id: 85e5e6131b (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - おっさやさやさん» そうなんです、変わってしまうかもなんですっ( 笑 )あぁ……どうしよう……まだエンディングを考えていなくて、タラタラ書き続けてしまいそうです( 笑 )ぜひ大事件の方、楽しみにしていただけたら嬉しいですっ( 笑 ) (2015年11月5日 19時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - yu1さん» たいへんお待たせしました！続編の方出来たので、ぜひ読んであげてくださいっ( 笑 ) (2015年11月5日 19時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - はーるさん» 本当にありがとうございます！！無事テスト終わりました〜！はーるさんはどうでしたか？( 笑 )続編の方出来たので、ぜひ息抜きがてらに読んであげてくださいっ( 笑 ) (2015年11月5日 19時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - もこさん» おおお！！すんごく読みたくなってきたよっ！( 笑 )大人買いするぜ〜( 笑 )教えてくれてありがとう！続編できたから、ぜひ読んでね〜！ (2015年11月5日 19時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこら
| 作成日時：2015年10月25日 2時
