第4話 ページ4
この日の講義を全て終え、席から立つと同時にスマホから着信音が聞こえたかと思うと、 恵那の名前が表示された。画面をタップして 海斗は教材をリュックに詰めながら応答する。
「もしもし？」
「急にごめん、今平気？」
「うん」
「明日説明会だって！ 天文サークルの。もし良ければ一緒に行こうよ！」
今日は金曜日で、明日は土曜日。わざわざ貴重な休みを…と脳内に一瞬だけよぎったが無視をした。
「明日か。どこでやるの？」
「本館。説明会だからそんなに時間はかからないらしいし、行けそうでしょ？」
明日は特別な予定やバイトは入れていない。貴重な休みといっても、説明会に行かなかったらいつものように友人たちとサッカーをするか家にいるかの二択になるだろう。
「それにほら、入らないにしても 京ノ介さんにも会えるし、挨拶したくない？」
「確かにな。俺も行く」
「はーい、じゃあ十時に教室前ね！ また明日ね」
次の日になり、 海斗は相手を待ちながら無造作な掲示物を眺めていた。
そろそろだろうか、とスマホの時計に目をやる。時刻が十時に切り替わって少し経つと、 海斗の耳に慌ただしい足音が耳に入ってきた。
「ごめん、ちょっと遅れちゃった」
恵那が立って待っていた 海斗の元まで走ってきて両手を合わせる。二人で待ち合わせをするときは、大体 恵那の方が数分遅れてくる。
「そんなに待ってないから大丈夫」
「そう？ ていうか、私、一回も 海斗に待たされたことないかも」
「ははっ、そうかもな」
話しながら教室に入ると、天文サークルと思われる何人かが前に立って準備をしており、席には約十名ほどが座っていた。 海斗と 恵那と同じく説明を聞きにきたのだろう。
「今日は来てくれてありがとうございます。では早速始めますね」
よくある感じで説明会は始まった。用意されたスライドは何の変哲もないものだったが、話し手のユーモアを交えた話し方で退屈には感じなかった。
合宿で星や月の観測のために郊外へ行ったり、鑑賞会や休みの日星を見に行く機会も設けたりしているようだ。
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タシャ(プロフ) - なつめみくさん» “かいと”です。何となくで設定したんですが、すごい偶然ですね！ (2月15日 12時) (
レス) id: 6d2c528b25 (このIDを非表示/違反報告)
なつめみく - まって名前変換の俺ってやつ元カレの名前と漢字同じだ！wまぁかいとかうみとどう読むかで変わるけど、、 (10月5日 19時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
タシャ(プロフ) - ゆいさん» すごい偶然ですね笑 閲覧ありがとうございます！ (8月7日 22時) (レス) id: 6d2c528b25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 名前設定した子が丁度サッカー部と吹奏楽部だったから一人で笑っちゃいました( ´∀｀ ) (8月5日 15時) (レス) @page7 id: c363f38072 (このIDを非表示/違反報告)
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