Dio Della Morte (ページ12)

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「本来７種類のハーフボンゴレリングはボスの持つ１組と門外顧問の持つ１組、計２組存在し、後継の式典の際に9代目と門外顧問の２人が認めた７名に２組のリングを合体させた完全なるボンゴレリングの状態で継承されるものなのです。

ですが、今回異例の事態となってしまいました。２人がふさわしいと考える７名が食い違い、それぞれが違う人物に一方だけを配ったのです。

すなわち、９代目が後継者と認めたXANXUS様率いる７名と。家光氏が後継者と認めた綱吉氏率いる７名です。

そこで真にリングにふさわしいのはどちらなのか
命をかけて証明してもらいます。

場所は深夜の並盛中学校。詳しくは追って説明いたします。」

「え！？並中でやんの！？」

戦闘の舞台が中学校であることに綱吉達は驚く。
そんな中、ヴァリアー側から手が上がった。

『おい、私はどうしたらいいんだ。』
「A様におきましては、対戦となる相手がいませんので決闘は行いません。」
「待て。相手がいないとはどういうことだ。それに俺はヴァリアーにこんな奴がいるのは聞かされていないぞ。」
「オレもだ。どういう事だ、チェルベッロ。」

家光とリボーンの視線がAに向く。

「A様は闇の守護者ですので対戦相手は不在です。そのため、A様におかれましては後継者争いではなく、守護者としてふさわしいかを確かめるテストを行う予定です。」
「「！！」」

チェルベッロの言葉にリボーンと家光の表情が険しくなる。

「待て、闇の守護者はもう居ないはずだ。どうなってる。」
『うるさいな。文句は私がそのテストとやらに落ちてから言ってくれるか？』

異議を唱える家光をAはひと睨みして告げる。
何も言い返さない家光にチェルベッロは全員が肯定したとして日時を告げた。

「…それでは明朝１１時。並盛中でお待ちしています。さようなら。」
「ちょ、ちょっと待って、そんなっ！！」

その言葉を最後にチェルベッロは姿を消し、理解の追いつかない綱吉をXANXUSは最後に強く睨みつけ、後に続くようにヴァリアーもその場を去って行った。