推しだってワイに恋をする…？【江口拓也】【その他男性声優】 (ページ28)

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推しだって会いたくなるページ28

他｢次会うのは情報交換日でしたよね｣

『え、えぇ…』

…思い出すなよ

他｢では、また｣

『はい、下までお送りいたします』

そう言って私は山田(仮)がドアに触れる前にドアを開けた。

他｢あぁ、どうも｣

『須田っ…』

須｢あ、はい…！｣

私はドアを開けてから、須田にエレベーターまでダッシュしてもらいボタンを押してもらった。

『それでは、今後ともよろしくお願い致します』

他｢はい、こちらこそ｣

私と須田はエレベーターのドアが閉まるまで頭を下げていた。

ガッシャン…

『…ふぅ……終わった…ヤバっ帰らないと…』

須｢じゃ、行きましょう！｣

あ゛ぁ゛ん゛！？

『私は無理と言ったはずですが』

須｢…？家には流石に行かないっすよぉ〜…！！まだ早いっつーか！ってか飲みに行きませんか！！｣

さっきの真面目よ戻ってきておくれ…

『…どこにも行きません、私は早く帰りたいんです』

須｢猫ちゃん好きなんすね〜ギャップかわよ〜｣

黙れ！推しが来るんだよおぉ！？
帰らねぇわけ行かねーだろが！！

私は自分のデスクに戻り、帰る準備をした。その間にも須田はひたすら誘ってくる。

『それでは、お疲れ様でした』

私は須田に一礼をして、スタスタと歩いた。
すると、須田は目の前で両手を合わせこちらを見た。

須｢奢るんで！！｣

コイツアホやん…

『後輩に奢られるほど落ちぶれてはいません』

須｢えぇ〜…！じゃあまた今度行きませんか？｣

『行きません』

すげぇ、付いてくる…
すんげぇ、付いてくるんだけど…

須｢考えといてくださいね〜｣

『さようなら』

結局須田はエレベーターまで付いてきた。

ガチャン

須｢……むぅ｣

なあぁぁぁんなんよアイツ！！！
しつこいったらありゃせんねんけど！！
あ〜…イライラする…こんな気持ちで拓也さんに会いたくないな…
ってか部屋片付けなアカンからはよ帰ろ…

拓也さんに会いてえぇぇぇぇぇぇ！！！！！！