原石さんたちの病系短編集 part２

. ページ7

【京本】




朝、いつも通り楽屋に入ろうとすると北斗が何やら話してて。




結構真剣に。




だから、この状態で楽屋に入るのは気が引けたからずっと扉越しに会話を聞いていた。




すると、慎太郎がゆっくり嫌がらせを受けてることを話しはじめて。




その言葉の中に出てきたスタッフの名前を聞くと、いつの間にか集合していたジェシーと樹、高地と一緒にそいつらがいる場所に向かった。




慎太郎が喋る言葉を頼りに、俺らは頭の中を整理していった。




そして、スタッフルームに辿り着くと、俺らは何の躊躇いもなく中に入った。




そうしたら、なんとあの慎太郎に嫌がらせをしていたスタッフがいて。




皆、思ってることは同じ。




だから、別に誰がどう話すかなんて俺らには分かってた。




樹「あなたですよね？慎太郎に不快な思いをさせたのは。」




樹、こっわ。




今まで聞いたこともないような低い声で喋る樹はスタッフを鋭い瞳で見つめていた。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す