今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:25,885 hit
小|中|大
04 ページ4
わたしの視線の先には、あのポスターに写るのと同じ目黒蓮がいて、ハッと息を飲む
マスクはしているものの当時と変わらぬ朗らかな目元でわたしを見つめてくる
「人違いですよ」
咄嗟に出た嘘も、彼は微笑むばかりできっと嘘だと見破っているのだろう
「Aだよね、俺わかるよ。全然変わらない。決定的な証拠欲しいならほら、両掌の中指に1個づつほくろあるでしょ」
右が指の付け根あたりで左が第1関節のところ、ね?
と、彼はわたしの両手をとって、ほくろのある位置を自身の指の腹で押す
わたしのほくろの位置まで覚えてるのか、この人
6年ぶりに彼から触れられても、妙に冷静な頭でそう思ってしまう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
433人がお気に入り
433人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優夛 | 作成日時:2022年11月29日 0時