のぶの家におっじゃま〜!(シリアス) ページ5
「……」
『……』
しばらく沈黙が続く。
「あのさっ!!」
のぶが話しかけてきて、でも反応ができなかった。
「元気……出して?って言っても無理か。
シャワー貸すから。入ってきな。
えーと、 服は僕のを貸すとして……、下着はーーしょうがないけど同じの使って。
服、ここに置いておくね?」
のぶの優しさに涙が出そうだったけど、
『ありがと、』
と一言だけ言ってシャワーを借りることにした。
「あ、浴室は真っ直ぐ行って右のところね!」
わたしが浴室を探していたのを察したようで、浴室に位置を教えてくれた。
……ことごとく優しいのな、のぶは。
浴室の扉を開けて服を脱ぎ、積まれているタオルを2枚取って洗濯機脱いだ服の上に置く。
脱衣所との境目の扉を閉め、シャワーのお湯を出した。
シャワーを最大にして、顔にそのままかけると、なんだか秘めていた悲しみ全部が涙となって出てきた。
『うっ………ぅ、ーーーなんで、なんでなんだよぉっ……』
ひどくかれたその声はシャワーの音にかき消される。
なにも考えられないくらい、精神がやられてる。
『良平さんっ………』
今日だけ。今日だけだから、目が真っ赤になるくらい、泣かせてくださいーーー。
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れいれい(プロフ) - 咲姫さん» ありがとうございます〜!そしてすみません、昨日に作れなくて……!頑張って早めに作ります! (2016年9月11日 9時) (レス) id: 1f0914826e (このIDを非表示/違反報告)
咲姫 - 続編まで作っていただけるなんてすっごく嬉しいです!!続編が出来たらこれからもっともっとこの小説が待ちどうしくなりますねー(笑)(*´ ˘ `*) (2016年9月11日 0時) (レス) id: 518ec1d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
れいれい(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!なるべく更新速度上げたいと思います! (2016年9月10日 20時) (レス) id: 1f0914826e (このIDを非表示/違反報告)
アリス - この小説がとても大好きで更新を楽しみにしてます!!!! (2016年9月10日 16時) (レス) id: 2723d2a420 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫 - そんな事があったなんて知らなかったです!今日は更新してくださりありがとうございます!!今回のお話もすっごく面白かったです!これからも頑張って下さいね!!毎日楽しみに応援しています(*´ ˘ `*) (2016年9月8日 23時) (レス) id: 518ec1d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいれい | 作成日時:2016年8月20日 22時