家族になろうよ�� ページ21
設定��
にかちゃんの呼び方
長男宏光→チビの人
次男渉→厳つい人
三男太輔→顔が綺麗な人
四男俊哉→オタクの人
五男裕太→ゆるふわな人
六男健永→連れ子の1番下
親父が再婚してから変わった。
まず、仕事人間じゃなくなった。
休みの日とか家にいるようになった。それが気持ち悪くて俺は休みの日は家にいないようにした。
そして、俺とコミュニケーションを取ろうとした。
2人っきりだった時は特に学校のこととか聞かないくせに、最近は聞くようになってきた。俺は最初は驚いたけど今は適当に答えている。きっと連れ子の誰かにコミュニケーションとれと言われたのだろうと頭悪いなりにそう結論づけた。
今日は日曜日親父が家にいる日だ。
再婚の相手もいるから家には家族が揃う。
最悪だ。
朝ごはんをみんなで食べないと2番目の厳つい人に怒られるから食べるけどそれ以外は部屋にこもるか友人と遊んでいた。
「…なんで今日に限ってみんな遊べねーんだよ、」
今日は、自分の誕生日でなるべく家にはいたくなかった。
朝、親父が連れ子とかの前で祝ったこともないくせにバラしたのでなるべくってか、すごく今日は家にはいたくなかったのに遊べる友人が1人も捕まらなかった。
「高嗣はいるよ、」
「…なに、」
勝手に入って来ないでという気持ちもつけて顔が綺麗な人を睨みつける。後から名前は太輔だってことを知ったけど呼ぶ気なんてさらさらなかった。
「今日家にいるの？」
「…いないよ、もうすぐでるから、」
あの日から、顔が綺麗な人とだけ喋るようになったからか、家族の中で俺担当にでもなったのかというぐらい話しかけられる。きっと今も誕生日とかそういうの聞きにきたに違いない。
今日は1人でもいいから出掛けるつもりだった…嘘は言っていない。
「…じゃぁ、俺も一緒に行っていい？」
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作者名：蓮花 | 作成日時：2018年12月26日 23時
