弟と俺 (ページ35)

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初めてみる父さんの仕事ページ35

翔side

智「翔～、ごめんね。忙しくて出れなかった」

潤「とぉちゃ～(੭ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )੭」

智「おぉよしよし。あれ？翔鼻あかいね、翔も泣いたの？」

違うつぅの

翔「これは潤にボールぶつけられたの」

智「すぐ冷やさなかったの？」

いつの間にか寝ている潤を抱っこしながら質問する父さん

翔「鼻血が出て冷やすどころじゃなかった」

智「それは大変だったね^ ^ もう少しだけど、父さんのとこ来る？」

まだ返事もしていないのに腕を掴まれて中へと案内された

エレベーターに乗って、ひとつの部屋にきた

翔「ここ？」

智「うん」

中に入ると10人以上の人がそれぞれ仕事をしていた

その中のひとりが父さんに話しかる

「大野さんその子達ってよく話してくれている翔くんと潤くんですか？」

智「うん。この寝ているのが潤、こっちが」

翔「大野翔です」

「よろしくね。俺はお父さんの部下の山下です」

翔「よろしくお願いします」

山「俺には敬語じゃなくていいよ^ ^」

智「じゃあ父さん仕事するから、父さんの席に座って待っててくれる？」

翔「うん」

智「のどかわいたとかなら、この山下に言ってね」

山「俺、近くで仕事してるからいつでも言ってね」

翔「あ、はい」

父さんから潤を受けとって、仕事する父さんを眺める

いつもは眠たそうな顔をしている父さんだけど、仕事をしている父さんはとっても頼もしくてカッコよかった

色々な人の席に行って何かを説明して、また違う人の席に行ってって繰り返し

色々な人から頼りにされてるんだね

今日、少し父さんを責めてしまったけど

父さんは頼りにされているだね

すっかり忘れてたよ

日本が誇る漫画家だってことを^ ^