弟と俺 (ページ4)

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潤のバカ！ページ4

翔side

朝起きると隣には潤の姿がなく、キュッキュッと嫌な音が聞こえる

恐る恐る後ろをみるとなにやら楽しそうに壁にお絵描き中の潤くん

翔「潤くん、なにをしているのかなぁ？」

潤「おえかきよ」

すぐにペンを取り上げて蓋を閉める

翔「壁にお絵描きしちゃダメって何回も言ってるでしょ」

潤「ちがゆの！」

翔「なにが違うのさ！」

潤「こりぇはげいじゅちゅなの！」

翔「なにが芸術だっ！もう消すの大変なんだから壁に書くのはやめてよ！」

潤「はぁい」

こんな朝から怒鳴るのって疲れる

するとまたキュッキュッと音がする

みると次は小さな紙に！よく見るとそれは何かの写真

取り上げてみると

翔「あぁあ！！潤！？」

それはとても大切にしていた母さんと俺が映ったたった1枚の写真だった

俺は頭に血が上ってしまって思わず潤に手をあげてしまった

潤「ふぇっ(´･ω･｀)…うわぁん( ˃ ⌑ ˂ഃ )！！」

智「なになに？！何事？」

潤のほっぺをみた父さんは俺の方をみて

智「翔！どうしてこんな小さな潤を叩いたりしたんだ？！」

全然状況も知らないくせに(´._.｀)

翔「潤がわるいんだよ！たった1枚の写真だったのに！もうしらない！」

俺は部屋を飛び出して昔母さんの部屋だった場所に行った

翔「母さん…( つ᷄.̯σ̣̥᷅ )」

どうしよう

俺、潤を叩いてしまった

どうしよう

翔「ひゅっ…ゲホッゲホッ…ぜぇぜぇ」

だんだん喘息の発作も出てきてしまって

その場に横になった

智「翔！？発作！」

潤「にぃ～ちゃ( ˃ ⌑ ˂ഃ )」

潤泣くなよ

お隣さんに迷惑だから

智「翔！吸入器とってきたから！」

すぐに吸入させてくれた父さん

やっと落ち着いてきたけど頭はボー～ッとしたまま

潤「にぃちゃ！めんちゃ～い( ˃ ⌑ ˂ഃ )めんちゃい」

翔「潤…おいで」

潤「にぃちゃ！」

智「翔少し揺れんぞ」

父さんは俺と潤をまとめて抱き抱え寝室へ運んでくれた

智「翔、今日は学校休みな。父さんもさっきは怒ってごめん。あの写真どうにかするよ」

翔「もういいよ…それより、時間」

智「やっば！潤くん翔とバイバイって」

潤「やぁ！」

翔「潤、頑張って保育園に行って」

すんなりと話してくれて

潤さっきは叩いてごめん