白い世界 ページ22
太(ん､､､)
あれから数時間後､､､手術は成功した太一。
だが､太一が目を覚ましたのは現実世界ではなく､､､
【精神世界】 だった。
太(俺は､､､ﾀﾋんだのか､､､？)
ここが精神世界ということがわからない太一は少し歩いてみることにした。
太(夢にしてははっきりした夢だ､､､)
それもそうだろう。
精神世界は魂がそのまま実体化(？)したものだ。
ほとんどの感覚は現実世界と一緒だろう。
ゼ｢よぉ､､､まだ生きてたか。｣
太一(っ！！)
太一は聞き覚えのある声がして勢いよく後ろを向いた。
太(お前！！)
太一はゼロガーモンに掴みかかろうとした。
太一の姿をしたゼロガーモンに。
だが､､､できなかった。
幽霊のように通り抜けたのだ。
太(なっ！)
太一は驚いた。
なんで掴めないのか､､､
ゼ｢ｸｸｸｯ滑稽だな､人間。どうだ？自分の体を奪われる感覚は。苦しいか？悲しいか？ほら､教えてみろよ｡どんな気分だ？｣
太一は思った。
こいつは､､､悪いやつじゃない。
本当はこんなことしたくないって､､､わかった。
今までたくさんのデジモン達にあってきた太一。
なんとなく､､､こいつが助けを求めてるようにしか思えなかった。
太(お前､､､寂しかったのか？一人で。)
ゼ｢！！｣
ゼロガーモンは驚いた。
そして､､､その気持ちを怒りに変えた。
ゼ｢お前に何がわかる!!常に周りに誰かいるお前に!!｣
太(､､､､､､。)
ゼロガーモンはずっと1人だった。
あのワープゲートが現れるまで､､､ずっと､ずっと。
悲しかった。
何も出来ない闇の中､一人でずっと耐えていた｡
太(､､､お前の気持ちは､､､わからなくもない。)
ゼ｢?!嘘をつけ!!お前に､､､わかるわけが無い！｣
太(わかるさ､､､俺だってもう､､､いらないんじゃないかって､､､何度も思ったことがある。)
ゼ｢嘘だ嘘だ嘘だ！そんなわけが無い!!だって俺は知ってるぞ!!お前の記憶を見た！お前はずっと必要とされてた！友達にもクラスメイトにも部活仲間にも！｣
太(､､､それは最近の記憶だ｡もっと前だ､､､｡)
そう､､､太一は思ったことがあった。
もうかなわないって､､､勝てないって､､､。
俺たちじゃあ､､､もう敵のデジモンに勝てないって
昔みたいに出来ないって､､､。
もう､､､諦めてた。
俺にはもうサッカーしかないって。
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ナイト(プロフ) - 過去4位ありがとうございます！ (2019年4月12日 12時) (
レス) id: ee916c42ae (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - まゆゆみさん» まゆゆみさん！ありがとうございます！ (2017年11月12日 20時) (レス) id: ee916c42ae (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆみ(プロフ) - ナイトくんこんばんは。お話拝見しました！とても読みやすくて面白い！！これからも更新頑張って下さい！ (2017年11月12日 18時) (レス) id: a59bbc50eb (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - 来夢さんありがとうございます！！ (2017年11月3日 16時) (レス) id: d6ad5a9936 (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - 面白いっすね！！頑張ってください！！ (2017年11月2日 23時) (レス) id: d6ad5a9936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイト | 作成日時：2016年11月11日 17時
