15話 ページ16
Aside
「ひ…ぁ……。」
深く脳が溶かされるぐらいキスをされる。
狼が噛み付くかのようにキスをされていると、手が背中の方にまで伸びてきて腰までなぞられる。
嫌にも体がビクビクと反応してしまい、逃げ出す事が出来ない。
やっと唇が離れた時には、過呼吸のような状態だった。
「……俺の基準がこれでも、許せるんだよね?」
「…っ……許す訳ないでしょ…!」
「そう?割と気持ち良さそうに見えたけど。」
「んな事あるかこのヘンタイ野郎…!」
キスした上に体を触られるなんて、屈辱的だ。
それもこのウザったい奴に。
「まぁ…俺が何したいとか、何して、とか言ったら言うこと聞いてね、勿論学校ではお互いイメージを守るけど。」
「なんで私がこんな目に…。」
「過去の自分を恨めば?」
「アンタを恨むから!」
「アンタ、じゃなくて一ノ瀬彼方、周りに見せつけるなら“彼方君”って呼んでもらわないと。」
「絶対いつかころす。」
いつかコイツの弱点を吊るして皆に見せつけてやる。
何とか別れる為にも、そうするしかない。
うさぎの鳴き声が可愛いと限らない事を。
「(思い知らせてやる。)」
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2021年2月11日 3時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
あめあめ - カノカさん» 何考えてるんですかねー…w更新頑張ります… (2019年9月3日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
カノカ(プロフ) - 続き楽しみにしてます、そらるさん何考えてるのか気になりますね..... (2019年9月3日 12時) (レス) id: 603037602e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめあめ | 作成日時:2019年8月30日 19時