Episode1 ページ2
『ん…』
カーテンの隙間から光が差し込んでくる。
時計を見ると、時刻は7:03
まだまだ寝れる時間だ。
布団を頭から被り、目を瞑る。
すると、すぐに睡魔が襲って来た。
夢の中に、いざ参る!っと、武士感覚で眠りにつこ
うとすれば
土「起きろォオオオオオオ!!」
…雑音という、階段を上る音と、お兄ちゃんの怒声
が聞こえてきた。
咄嗟に、昨日の夜読んでいた漫画を手に取る。
勢いよく、部屋のドアが開いたとき、おもいっきり
土「おい!いい加減に_べぶしっ!」
お兄ちゃんの顔面に漫画を投げつける。
clean hit‼
流石A選手!今日も絶好調ですっ!!
『ごめ〜ん、手が滑ったぁ』
土「てめぇ…」
『ごめんごめん♪
それで?何の用だこのやろう』
清き私の眠りを妨げた罪は重いぞ。
土「今の時間分かってんのか?」
『貴様の愚かな行動で7:10だよ?』
つまり、7分は寝れたのだ。
恨みを込めて、ニッコニコで微笑む。
こっちは低血圧なのにさ…。
土「じゃあ、今日何の日だ?」
『さぁ、存じ上げませんな』
土「お前なぁ…」
呆れた顔で布団を剥がされた。
『はいはい入学式でしょ
着替えるから先下行ってろ』
私はもう一度お兄ちゃんに漫画をぶつけた。
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作者名:抹茶っちゃ | 作成日時:2018年9月5日 11時