ロボトミ職員の異世界転移 (ページ9)

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演奏　終了後ページ9

コロシアムについてすぐ目に入ったのはオーケストラのような服を着て座り込んでいる監督生の姿だった。

『セラ！！』

全員が一目散にセラの方へと向かう。
もう既にジャックがセラの横についている。

Jh「おい______しろ！！」

近づくごとにジャックの声が聞こえて来る。

Jh「セラ！しっかりしろ！！お願いだからなんか言ってくれ！！」
Sz「おい、セラ！助けが来たぞ！」
Ds「セラ！しっかりしてくれ！」
「セラ〜〜〜！！生きててよかったんだぞ〜〜〜！！」
『セラ！！』

△▼△▼△

うっすらとみんなの声がする。
白夜を鎮圧してからの記憶がない。
もう目もほとんど見えない。
腕も足も体ももうとっくに限界だ。ただ、この声が私を元気にしてくれる。

『ぐ･･･りむ？泣がな･･･いで？ゴボッっゲホッっゲホッっ』

喋る度に血が内臓に入り赤黒い血を吐き出す

「子分！」
Jh「おい馬鹿！喋るな！もう休んどけ･･･っ」

でもこれだけは言わないと･･･

Ef「もしもしヴィルサン！！セラが！！」

『ぐ･･･リム。おねがい･･･が、あるの･･･ゲホッっ･･･』
「なんだ？オレ様はお前の親分だからなんでもするゾ･･･？ｸﾞｽﾝ」
『じゃあ_________を____来て･･･。』
「･･･分かった。親分に任せるんだゾ。」

その時側にいたのはグリムだけだった。

グリムが去った後、監督生は安心したのか倒れてしまった。

△▼△▼

それからしばらくして･･･先輩達がコロシアムへと来た。

Ri「はぁ･･･はぁ･･･。っエース！監督生は？」
At「寮長･･･。ここです。」
Ri「！！！･･････そんな･･･。」

リドルに続き、他の寮長達が集まって来る。
リドルもそうだが監督生の姿を見て苦虫を噛み潰したような顔をしている。

Is「･･･っは。そうだ･･･オルト･･･オルトが来てくれれば！」カタカタカタカタ

イデアの行動を見てハッとしたのかそれぞれが自分のやるべき行動をし始めた。

マレウスは･･･
　 ▷▷▷
　？？分

監督生が気絶していた時に出現した「何もない」には魔法が通用しなかった。
彼らは必死に抵抗しようとしたが“それ”は容赦無く刃を振るう。

そこにグリムが帰ってきた。何かの木の実？が入った透明なカプセルを持って。

「セラ！持ってきたゾ！」

周りが戦う中。監督生を必死に起こす。

『･･･パチ･･･。』

目を覚ました彼女のは何かを理解したような顔をし･･･それを手に取った。