【忍たま】君のいる世界で【短編集】

【6年生】何があっても大好き2 ページ6

5話の続き

それから約500年後

友達「今日塾やだぁ！！」

『そんなこと言わないの！』

友達「だって！だって！」

『それじゃあ、まるで小さい子供だよ』

そう笑いながら言った

??「あの…」

『？えっと…私ですか？』

声をかけられ、振り向くと
そこには男子が6人いた

??「うん、僕のこと…覚えてない…？」

『えっと…人違いじゃありませんか？
私、貴方の事知りませんよ？』

??「そっか…やっぱり覚えてないよね…」

??「伊作…もう行こうぜ…」

伊作「うん…」

『(伊作…？)伊作って…貴方、善法寺伊作…！？』

6人「！！？？」

友達「知り合い…？」

『え、えっと…どう…なのかな…』

友達「はっきりしなよ！
私、塾があるから先帰るね！」

『う、うん！
頑張ってね！』

友達「うん！」

そう言って友達は走って行った

『えっと…伊作…さん？
貴方達はどうして私の事を知っているんですか？
教えてください』

伊作「僕達は前世で同じ学園に通っていたんだ」

??「伊作！！辞めろ！」

伊作「留三郎、もういいじゃないか…
何をしたって僕等がおかした罪は
変わらないんだから」

留三郎「だとしても…」

『(学園…？学園…学園…忍術…学園…？)忍術学園…』

6人「！！？？」

『もしかして…伊作さんが言ってる学園って…忍術学園…ですか？』

伊作「う、うん…」

『やっぱり…じゃあ…あの夢は…前世の記憶だったんだ…

私はたまに夢を見るんです
忍術学園という場所で忍術を習い
楽しく暮している夢を…
ですが…その夢の終わりはいつも同じなんです…
それは…貴方達に殺される…そんな夢を見るんです…
それが前世の記憶だとしたら…貴方達は…』

??「その通りだ…私達は前世でお前を殺した…
すまなかった…お前は私達を救おうとしたのに…」

??「仙蔵…A…俺達は許してもらえるとは思っていない…だが…本当にすまなかった…」

??「…文次郎…前世での事は…もう許されなくても良い…だが…すまなかった…」

??「長次……Aには…感謝してる…だが…私達のせいで…すまなかった」

伊作「小平太…上級生として…失格だよね…A…ごめんね…」

留三郎「本当に…本当にすまなかった…お前の夢を奪っちまって…俺達のせいで…すまなかった」

『そっか…そっか…やっと思い出した…』

そう言って泣いていた

6人「！！？？」

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