江口拓也さんのキャラをたくさん詰めた短編集もどきの作品です笑(？)

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溜め込んでいたものが一気に溢れて顔が歪む
無意味なのはわかってるけど…

「なんで…ｸﾞｽｯ……この前は恋愛に歳なんて……ｸﾞｽｯ…関係ないとか…ﾋｯｸ…言ってたじゃん…それとも…元々の私がダメってこと…？ｸﾞｽｯ…」

篠「…………」

図星か…はぁ……私最低だな……

篠「嫌っている訳では無いぞ…逆であるが、主はまだ若すぎるであろう」

「ｸﾞｽｯ…だから、歳は関係ないって＿＿

篠「悪いが散歩に行ってくる。すまんな…」

「っ…………」

背を向けて歩く篠に思いっきり抱きついた

篠「っ…主……」

「すき…だいすき……篠がすき……」

篠「……」

「分かってるよ…ｸﾞｽｯ…年の差なんて……でも…ｸﾞｽｯ好きなんだもん……ずっとずっと…篠といる時が1番だから……だからあ……ｸﾞｽｯ」

涙で顔がぐちゃぐちゃになる
ああ…もうどうにでもなれ…

篠「主…」

「すき……だいすきぃ…………篠…篠……すきぃ……」

泣きながら伝えても無理なことはわかってる
でも好きだから、篠が…大好きだから……
年の差なんて関係付けたくない

「分かってよ……ｸﾞｽｯ」



無言が続く
そろそろお昼の時間だ
しばらくしたあと篠の口が動いた

篠「主。」

「っ……」

篠の手が私の涙を拭った
それだけでドキドキしてしまう私
こんなに好きなのになんで伝わらないの…

篠「もう一度考え直してはくれんか、」

「…………ぇ…」

篠「主の想いは充分に伝わった。嬉しかったぞ……でもその気持ちには答えられん……すまんな」


あぁ……やっぱりだめか……
じゃあもうアタックも必要ないよね

「………………」



また無言が続く
でもこの時間で決心した



「分かった……分かったわよ」

篠「……」

「もう…篠に近づくのやめる…今までありがとう……」

そう言い残してその場から逃げた
何を言ってるんだ私は……




それから部屋に入りまた溜め込んでいたものが一気に溢れた
篠と話した時のこと、遊んだこと、一緒に料理を作ったこと、
たくさんたくさん楽しかった

なのに……自分の行動で一気に壊れてしまった

「友達としか見られてなかったのかな…」


その姿は小さい子供のようで、哀れで、悲しいひとときを過ごしていた

その様子を見ていた人が1人
小さくため息をついていた

つむき「はぁ……」

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