鏡の悪魔は炎の美悪魔に恋する(にー) (ページ15)

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奇跡？ページ15

ロノウェ「いいかげんにしろ！
このアホ害獣が〜〜！！」

ロノウェ先輩だ

カリスマで、視線を避難所からそらした

ロノウェ「この先……
考えてなかったロノウェ…！」

クレシア「っ、イルマくん！？」

イルマくんが飛び出して…

でかい、魔獣みたいななにかが飛び出して

俺でも呑めないような

魔力を、平らげてしまったんだ

イルマ「…ごちそうさま…でした…！」

アズ「入間様！」

クレシア「すげーよ、イルマくん！
あんな魔力、俺でも呑めんわ…」

サブロ「というかさっきの魔術はなんだ？！」

そのあと、イルマくんが決意を口に出して…

グルミル「……で

このどんちゃん騒ぎですか」

ローズベルト「いつでもどこでも楽しめる！

これぞ遊園地…
ウォルターパークよのお！」

きらっきら…

ローズベルト「悪魔学校の入間くん一行と
ロノウェ！
我が息子ロノウェ・ロミエールを
どうぞよろしく崇めよ！」

…そんなどんちゃん騒ぎのあと…

俺たちは、VIP扱いで

ローズベルト・ホテルにとまることとなった

グルミル「クレシア様、お体は大丈夫なので？」

クレシア「大丈夫だよ、グルミル
俺は元気だし♪」

グルミル「…だと宜しいのですが
さっき、無理を成されたと
アスモデウス様から聞きましたよ
腹は、砕けておりませ(むぐぅ)」

クレシア「そ、れ禁句ね
他人に迷惑かけたくないんだ」

グルミル「もっ…申し訳ございません」

クレシア「すこし、外出てくるわ」

クレシア「……」

腹は、砕けておりませぬか──？

───俺は、強いから────

大丈夫、なんだ─────

心配なんか、かけないでも───

貴方の体は強いけど、弱いのよ…─

そんなことない…大丈夫─

…はぁ

アズ「────シ──！─レ────ア─！」

？

アズ「クレシア！」

クレシア「…おう、アズ」

俺は強いから

どれだけ傷つくことをしても

傷なんて一つもつかないし

苦しくもない

…そう思ってたのに

アズにあんな顔をさせるなんて

クレシア「…アズ

俺は…弱い」

アズ「…！」

クレシア「…だから
どんなものでも守れる、
絶対に壊れない盾になりたい

…そんで…無鉄砲でがむしゃらな、
アズを守ってやる」

アズ「……クレシア

私も、阿呆に怒られ…

愚かさに、気づいた

だから…

絶対に、折れない矛になる」

…ははっ

クレシア「絶対に壊れない盾と矛…

矛盾しちまうな」

二人で、笑う

今を、壊さないために