謎の声 ページ4
タケオ「…アホらしい。おい！ここから出せ！
俺は警察だぞ！」
？？？「けっ…警察といえど！
ここから出すわけには行きません！
今から10秒あげますから、
早く座ってください！」
ミホ「…ねえ、何かのドッキリよね？」
サラ「………」(とてとて)
すとんっ
コウ「…命知らずだな。」
リツ「その根性、すげー…」
サラ「……な…お、……わかん、な…」
コウ「…そうだな」
コウやサトルも、続いて座る
コウ「何もせずに何かを受けるくらいなら…
指示に従ったほうがいいかもな」
？？？「座らなかった人…！罰を受けてもらいます！」
次の瞬間、
座ったサラ、コウ、サトル以外の全員が苦しみだした。
リツ「いぎっ…！」
チエ「いぁぁあぁ…」
タクヤ「こ…これをはやく、止めてくれ…！」
サラ「…！」
そしてまた…次の瞬間
全員の声がとまった…
全員、着席した。
指示に従わない人は…もう、いなかった。
メリー「始めまして、皆さん！
このゲームの進行をさせていただく、メリーと！」
ウルフ「ウルフだ…
こいつらみたいにさっさと座ればよかったものを」
ぱしぱしと頭を叩かれる。
…何処となく、優しいんだけど…
ウルフ「さあ…狼ゲームを始めるぞ。
このカードを取れ。」
眼の前に、カードが配られる。
1枚手に取る。
其のカードには…
羊。
羊のカード。
サラ「…な…、これ…」
メリー「シーですよ♪」
ウルフ「全員引いたな。
………さて。
突然だが、狼を引いた者は…
羊 を 一 匹 殺 せ。」
サラ「…ころ、す？」
タクヤ「おいおい、何言ってんだよ…」
ウルフ「狼が羊を殺した12時間後に狼裁判を開く。その狼裁判で、誰が狼かを話し合ってもらう。
そして、狼だと思うやつを処刑しろ。
そいつが本当に狼なら…
この建物から出るための脱出の扉が開く。
お前らは…自分の命をかけて、
脱出を目指すんだ。」
サラ「………。え…と…も、し…
ころさ、なけれ…ば、どー…なる？」
ウルフ「其の場合は命令に背いたとして…
無条件に処刑される。」
メリー「それでは！狼ゲーム、スタート！」
それを合図に、メリーとウルフはいなくなった。
リンタロウ「……狼を処刑すれば、
扉が開かれるんだよね♪そこで…
今回の、オオカミって…だれ？」
しーーん…
サラ(こう…なるよね…)
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作者名：ライグリール | 作成日時：2024年2月22日 17時
