喋れず少女(狼ゲームアナザー) (ページ24)

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藻掻いた先は。ページ24

「おまえは

脱出の

条件を満たした」

サラ「…………ん」

…生きてる。

サラ「……サトルさん？」

見回しても、サトルさんはいない。

？？？？？「ああ、いたいた。」

ソウシロウ「君が、夢倉敷サラさんだね。
はじめまして。僕は神崎ソウシロウ。
警察です。」

私はそれから…パトカーに乗せられ、
取り調べを受けることになった。

…とは言うものの、ゲームについては別の人に聞いていて知っているのだとか

ソウシロウ「…そのゲームの主犯とかは、わからない？」

サラ「…(憶測だと、駄目だよね)
…わからない、です。
…その、5年前の…事件が、かんれんしてる…とか…
そういう情報は、ありました…」

ソウシロウ「5年前？」

サラ「…電車事件…」

ソウシロウ「なるほどね。」

サラ「…ユウヤを…憎んでいる人が…
多分…企て…た、と…思います…」

ソウシロウ「…相田ユウヤのことかい？」

サラ(こくん)

ソウシロウ「…そっか。なるほど…
ありがとう…場所とかは？」

サラ「…起きたところ…ではなかったような気がします…。
多分、場所は撹乱されてる…」

ソウシロウ「そっかぁ…
…それじゃあ、君はもう家に帰そうか。
ちなみに、親戚はいる？」

サラ「…もう連絡取ってないですけど…
一人だけ…。」

ソウシロウ「その人の名前は？」

サラ「………屋良カズミ」(やら)

ソウシロウ「屋良…カズミ…
…なんだ！上層部の屋良さんか！」

サラ「上層部…？」

ソウシロウ「うん。あっていくかい？」

サラ「…いいえ…
正直、煙たがられるので…結構です」

ソウシロウ「…わかった。
ツバキちゃん。送ってあげて」

ツバキ「わかりました、警部。」

屋良カズミ

サラの姉

母同様、サラを煙たがる。

彼女がストレスで声を出せなくなったのは、
2割くらい彼女のせい。