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彼、Aの一日は、自室のぬいぐるみに朝の挨拶をするところから始まる。
ベッドの横にあるサイドテーブルに、座っている大きめの黒兎のぬいぐるみは、彼にお気に入りである。
『…おはよ。ベリアル。』
目を擦りながらベッドを降りると、顔を洗い着替え始める。ワイシャツに黒のネクタイをして、その上から少し長めの白衣を身に纏う。
全て出来たら、自室を出て医務室に向かう。廊下には誰も居らず、ただ彼の足音だけが響いた。それもそうだ。何せこの時間帯、起きたのは彼と他に少しいるかどうか。そんな早い時間から起きて医務室に行く。それが彼のルーティーンなのである。
じゃあ、何故こんなにも早く医務室に彼一人が行くのか。
それは、
『…だ、誰もいない…よな…。やっぱ怖いものはいつでも怖いや。』
彼がビビりだから。
人と接するのも初対面の人には恐怖しか湧いてこない。だから、誰もいないこの時間を狙っているのだ。
医務室に入ったら、まず窓を開け朝の空気を取り込む。そして、医療品の数や壊れているところがないかを確認する。
今日もいつも通りのことをして一日を過ごしていく。
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零(プロフ) - 文章力凄いですね！めっちゃ好きです！すごい気になったので一言言わせていただきます！名前の略し方おかしくないですか！？でもそこも好きです！！ビックリマーク乱用してすいませんでした！！！←← (2021年10月3日 17時) (
レス) @page7 id: c56f0c8ee7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ丸源(プロフ) - コメント失礼します。最初にタイトルを見た時気になって読み始めてとても続きが気になっていたので復帰されて良かったです！これからも無理せずに頑張って下さい！！ (2021年9月12日 0時) (レス) id: 02969da7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫の深夜のお茶会 | 作成日時：2021年8月21日 22時
