63話 ページ14
諸伏side
諸伏「んっ！？…あ、ぁっ…！」
先ほどまで止まっていた耳と頸への刺激が突然再開され身体が跳ねた。
されている事は同じなのに、先程より刺激が大きく感じる。
諸伏「ひっ！？…んんっ…！」
『諸伏、気持ちいいだろ？』
A君はまるで教え込む様に耳元で囁く。
気持ち、いい？
A君は耳に口を寄せるとペロリと舐めた。
諸伏「んっ、あ、あぁ…っ！」
あぁ、ダメだ。
腰がゾクゾクして…
声も抑えられない。
一度も触れて無いはずなのにソコは勃ち上がり下着がジワリと湿ったような気がした。
気持ちいい…
そう自覚してしまえば堕ちるのは簡単で、次々と襲ってくる快感の波に身体を委ねる。
諸伏「…んっ、あっ…」
『諸伏、可愛い。』
諸伏「〜〜っ♡」
耳元でそう囁かれた時。
ゾクゾクとした快感が体の奥底から駆け巡り、勝手に腰が浮き、足の間に差し込まれた彼の太ももに自らの昂りを押し付けてしまった。
諸伏「んぁっ！///」
直接的な快感に甘い声が漏れる。
それと同時に恥ずかしさと焦りに襲われた。
しかしA君は何を言うわけでもなく、またキスを続ける。
…あぁ、よかった。気付かれなかったのかもしれない。
そう安堵した時だった。
彼の膝が、遠慮がちに股間を刺激し始めた。
諸伏「ひっ…あぁっ！」
軽く撫でるような強さではあるが、今の自分にとっては大きな刺激だ。
人から与えられる刺激がこんなにも強い快感になるなんて知らなかった。
いや、相手がA君だからかもしれない。
キスも、A君の体温も、膝によって与えられる刺激も、全てが気持ち良すぎて思わず涙がホロリとこぼれた。
けれど遠慮がちな刺激を与え続けられた身体はさらにその先の快感が欲しくて堪らなくなってしまう。
もう、グルグルと身体の中を渦巻く熱を全て出してしまいたい。
諸伏「んっ…ふぅ…ぁ…」
けれどその欲望を果たすにはその刺激は小さく物足りない。
"キスまで"という取り決めの中で、
あくまでも偶然膝が当たってしまっただけ、という体にしたいA君はこれ以上の刺激を与えてはくれないらしい。
諸伏「んんっ、…あ、あぁ…っ」
あぁ、もどかしい…
もういっそこの先を強請ってしまおうかと思った時だった。
A君は『あ…』と声を漏らし起き上がった。
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碌無者(プロフ) - とても好きです、続きを心待ちにしております。受けコウメイさん大変美味しいですありがとうございます！！！！！ (6月8日 3時) (
レス) @page16 id: 30016e5b4f (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - Excuse meさん» 流石にダメだと思いますよ。 (2023年1月31日 14時) (レス) id: cb2bf785ca (このIDを非表示/違反報告)
Excuse me(プロフ) - pixivで書いてもよろしいでしょうか？名前、タイトル変えます (2023年1月30日 22時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2023年1月28日 15時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 続編おめでとうございます。主人公君の色気にドキドキです。 (2023年1月28日 14時) (レス) @page1 id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もん（mon）
| 作成日時：2023年1月28日 13時
