すきがとまらない【名前変換オリジナル】

俺の、 ページ11

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Aさんはほぼお名前だけしか出てこないです。





「おい、あの子かわいくね？」
「ん？どの子ー」
「あそこに座ってる子！なんかぽけーっとしててくそかわいい」



...あれは俺の彼女だ。
やっぱりAは誰から見てもかわいいんだなぁ。
少し顔が緩むけど、いやいやそうじゃなくて。
ぽけーっとしててとか、おい。
それだけじゃない。Aはぽけっとしている様に見えて、実は色々考えてて。
でもその考えていることも少し抜けてて、どうしようどうしようと慌ててたり、顔赤くしながら俺に助けを求めてくるとことか、そういうところめちゃくちゃかわいいんだ。

もっと言えば、何にでもありがとうって言ってて、言い過ぎかなって気にすることとか。
人とは少し違うレベルで悩んでることが多くて、そんなところが本当にかわいいと思う。

年上に気を使いすぎなところ、年下に甘くしすぎてしまうところ、顔が赤くなるのもそうだけど、耳まで真っ赤にすること、それを恥ずかしがること。

...とか、ひとつひとつ挙げていたら絶対に一日じゃ終わらないってくらい、かわいいところ、好きなところが出てくる。



こいつはそんなことも知らないんだから、俺が嫉妬するレベルですらない...けど。
やっぱ俺じゃないやつにAがかわいいって言われてるの、ムカつくんだよな。



「あかさ？変な顔してどうした？笑」
「...別に」
「何怒ってんだよーってかさ！俺あの子に声かけてこようと思うんだけど！なんて声かければいいかな？」
「は？」
「だから、さっきのかわいい子に！」
「あぁ。...やっぱかわいいよな。俺の、彼女。」
「...え？うわ、うっわまじかよ！！！うわーごめん、ごめんてあかさ、許して！」
「しゃーねーから許す、声かけたら殺す」
「ひーこわ」



そんな会話をしていると、Aと目が合った。
少し照れながら、顔を赤くして小さく手を振ってくる。
それを見て隣のこいつはかわいいかわいいと騒いでいる。
やっぱりなんかムカつくから、後ですっげーいちゃいちゃしよ。




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