無気力少女と未来の海賊王 (ページ8)

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七話ページ8

「おーい！A！！」

「ん？あールフィ？どうしたの？」

ルフィがいつものようにAに声かけるとニシシ！と笑って手に持っていたものを見せびらかす

「ん？あれ、フルーツ？どうしたの、それ？」

「ニシシ！果物屋のおっちゃんにもらった！」

「どーせ。また何かしたんでしょ…。落として売り物に出来なくなったとかじゃないの？」

「ニシシ！落ちてたんだ！それをくれたんだ！」

まさかの正解とも言える返事にAは頬を引き攣らせる。

「A！山に行ってこれ、食おう！！」

「山で？ここでもいいじゃん」

「いいから！行こう！」

ルフィはAの手をひき山へと走り出す。
いつものルフィの行動に振り回されるAは足を懸命に動かしてルフィについていく

「ほらA！」

走るのをやめたかと思ったら既に山の中
ルフィに手渡されたリンゴを受け取りルフィもリンゴを取り出して齧り付く
歩きながら食べるルフィにAはハンカチでリンゴを磨いてから齧り付く

「あ…美味しい」

咀嚼しながらリンゴのみずみずしさを堪能していると後ろからガサっと音がする。振り返ると物欲しそうにこちらを見ている猿がいた

「お前もこれ、欲しいのか？」

ルフィの言葉に頷きにやつく猿にルフィもニィと笑みを浮かべる。そして、いいこと思い付いたと言うように猿にある提案をする

「お前相手に特訓だ！俺に勝ったら全部やるー！」

「また、始まったよ…ルフィの特訓バカ」

ルフィに持ってろ！とばかり渡されたフルーツを預かり離れた位置で二人の戦い…もといい喧嘩を観戦する。
いつものことながら猿と戦うって……なに？

ボロボロになっていくルフィにAはポケットに絆創膏あったかな…と確認する。ルフィがケガばかりするもんだからいつも数枚は入ってる筈だ

「よっしゃー勝った！！」

どうやらルフィが猿に勝ったようだ。
なんとまぁ……ボロボロだなぁ

負けた猿はルフィに背を向けてトボトボと逆方向に向かおうとしていた

「半分やるよ」

何が？とは言わずもこのフルーツね
ルフィ、私のこと忘れてない？
まぁいいけどさ

「ルフィ、その前に手当てが先だよ」

手当と言ってもハンカチと絆創膏での応急処置だけど

「A！ニシシ！いつもサンキュー！」

笑うルフィに呆れながら手当てをするA
いつもの光景にこの平和が続くといいな…

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流れにのりました
もうちょい頑張ります！