無気力少女と未来の海賊王 (ページ4)

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三話ページ4

「いたい……」

朝起きたら身体中の筋肉が悲鳴を上げていた。
そりゃあ、慣れないことをしたからあまり前と言えば当たり前だけど……

一般の子供にそれを強要するガープさんもどーよ？
まぁ……ルフィに比べたら手加減？してくれてたみたいだけどさ……

「あー…体が痛くて何もする気になれないなぁ」

今日は家から出ないぞ。
と意気込んだらドッドッドッとイヤな足音が聞こえる
バァンと勢いよく扉が開かれたその先には案の定いつものごとくルフィがいた。

「A！ってあれ、起きてたか！ニシシ！」

「……元気だねぇ、ルフィ」

「なあ！なあ！今日は森に行こう！」

「……悪いんだけど、今日体が痛いから無理かな」

寧ろ、起き上がって身だしなみだけでも整えた私はエライと思う。だけど、元気に動き回れる気はしない。

「？体が痛いってどっかケガでもしたのか？昨日は元気だったじゃん」

「ケガじゃなく、筋肉痛なの。昨日のルフィとガープさんの修行に付き合ったおかげで筋肉が悲鳴をあげてんの」

いや、マジであれはキツいって
いくら手加減してても子供にあの崖登らせるか？
断崖絶壁だぞ？補助はしてくれたけど命綱なしだぞ？
登り切る前に腕も足もプルプルしてホントに死ぬかと思ったわ。

「へー！俺はなんともないぞ！Aはよえーな！」

「そ。私は弱いんだから今日はゆっくり休ませて」

ほら帰った帰った、と痛い体に鞭を打ってルフィを家から追い出す。ルフィが何か言ってたけど聞こえないふりをした。

これで、ゆっくりと休める……

「いたた……これ、明日には治ってるといいな」

明日もきっとルフィはやってくる
動けるようになったら
いつもの日々がやってくる

「んー…面倒だけど、キライじゃないんだよねぇ」

人と付き合うのは面倒でも
ここの人たちはすごく心地いいんだ。

だから、明日には元気な姿見せられたらいいな。

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主人公は一般人です。
ガープさんにルフィの修行に付き合わされて
徐々に出来ることも増えていくみたいな展開です。
因みにルフィはカナヅチですが主人公はバッチリ泳げます。