無気力少女と未来の海賊王 (ページ3)

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二話ページ3

「あ、ガープさん」

「ん？おぉ！Aか！大きくなったのう！！」

Aが港の方まで顔を出してみるとそこには何やら見知った顔があり声をかけた。このフーシャ村では知らない人はいないというくらいに有名な人。

ガープさん

海軍の英雄といわれる優秀な海兵でありルフィのお爺ちゃんだ。

「あ、もしかして今日って修行の日？」

「さすがじゃの！これからルフィを鍛えるつもりじゃ！」

ガープさんはたまにこうしてフーシャ村にやってきてはルフィに修行という名の特訓をしている。
前に私もその巻き添えをくらったことがある。

カナヅチのルフィに泳ぎの特訓だ！と言わんばかりに川に放り投げられたルフィに掴まれて一緒に泳ぎの特訓を受けるハメになった。お陰で泳ぎが得意になったけどこの都度ことあるごとく特訓に誘われることも多くなった。

まぁ、女だからか誘われる特訓は極端に危なくない程度のものだったけど……

いや、あれはあれで普通ではなかったけど………

「そうじゃの……今日の修行はAも一緒にどうじゃ？なーに簡単じゃぞ。崖を上るだけじゃからな」

「……遠慮しときます」

このパターンは簡単と言いながらも絶対にキツいやつだ。
自分基準で物事を簡単と言うのはガープの癖だ。

「遠慮なんぞせんでええぞ！ほら、ルフィのとこに行くぞ！」

「え、……いや、ちょっと？！遠慮じゃないっ遠慮じゃないからーはなしてー？！」

ヒョイっと抱えられて歩き出すガープにAは静止をかけるがそんなことお構いなしに進むガープを止める手立てはなかった。

この流れはそう…
このままルフィと一緒に修行を受ける羽目になるのだ。

ルフィと同じくこの人を止めることは敵わないだろう。
本当に似たもの同士……いや、孫とお爺さんか。

＊＊＊＊＊

ガープさんの口調わかりません；
違ったらごめんなさい。
暫く、フーシャ村での日常が続くと思います。