無気力少女と未来の海賊王 (ページ22)

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二十一話ページ22

シャンクスたち赤髪海賊団がフーシャ村を去ってからというもの村は静かだった。それだけ赤髪海賊団の人たちが賑やかだったんだと感じた

「なあA、シャンクスたちいつ帰ってくるかな〜」

「さぁね…それより、いい加減引きずって歩くのやめない？」

ルフィとAは前みたいに一緒にいることが増え、村の人たちは終始笑顔で引きずって連れ回されるAの姿を見ても止めてくれなかった

「今日は…どこにいくの？」

「んーじゃあ！Aが好きな花畑に行くか！」

“花畑”と聞きAはギクリとした。
確かにあの場所は好きだった。今も尚好きだけど
何故だかあの場所には近寄りたくなかった

「ねぇルフィ、違う場所に行かない？」

「別の場所？A、花畑好きじゃんか」

「うん…そうなんだけど、今日は…そうだ！海が見たいの！」

ルフィは頭に？を浮かべていたけど
なら岬に行こう！と道を変えた

Aはルフィに気付かれないようにそっと息を吐いた

あの“花畑”は２人だけの秘密の場所だった

いつものように山に出掛けて道に迷った私達は偶然にもあの場所を見つけた。一面の花畑に幼いながら感動したのを覚えている

あの花畑から見える雲も夕日も星空もどれもがすごく素敵でこの場所が夢の世界のようだと話たかな…

村の誰からも教えてもらってない場所
本当は誰か知っていたのかもしれないけど
私とルフィにとっては思い出の場所

理由はそれだけでいい

だから

ルフィに言ったんだ

「ここを私達の秘密の場所にしよう！」

嗚呼、だからか……

こんなにもあの場所に行きたがらないのは

もう“秘密の場所”じゃなくなったから

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ちょっとずつ核心に近づけたいけたらいいと思ってます。
そして思ったより長くなってるのに驚いてます。
コレからも頑張って更新していきますので
よろしくお願いします。