変革6 ページ8
前略。
待ち伏せされた。
いや、でもまだ私を待っているとは限らない。他の人に用があるのかもしれない。うちの学校には私以外に600人は生徒居るし、生粋の中王区の女だっているんだ。
大丈夫、何事もなかったように通りすぎるんだ。
大丈夫……大丈夫だから……
目が、合った。
その瞬間、碧棺左馬刻がニヤリと笑った。
あ、ダメじゃん。これ私なパターンじゃん。詰んだわ。人生詰み将棋だわ。
で！も！
うちの学校は広大な敷地が売りだから出入り口の門は2つある。
いま、そのうちのひとつに碧棺左馬刻がいる。
でも、もうひとつの門は無事なはず。だってこれは碧棺左馬刻の個人的な恨みだから一人で来るに決まってる！
お仲間を引き連れてくるなんてあり得ない。
もうひとつの門の周囲に人影はなかった。
よし、行ける。
るんるん笑顔で門を通ると、
「お久しぶりですね。Aさん。」
ギギギ、効果音が付きそうなほどおそるおそる振り返ると、
さっきの私よりにっこにこ営業スマイルの入間銃兎がいた。
仲間、引き連れてるやん……
無言でダッシュを試みるものの、普段から動かしていないワガママボディは思うようには動いてくれない。
腕をガシッと捕まれてそのまま捕らえられる。
「あ〜、左馬刻？捕まえましたよ。…ええ、もうひとつの門です。……はいはい、早くしてください。」
この流れ、やばくない？
命の危機じゃない？
「やだ！放して！やめて！」
力の限り抵抗してみるが所詮は女の力。びくともしない。なら助けを呼ぼうと大声を出そうとするが、
「うるせえぞ、しょっぴかれたいか！」
と怒鳴られてしまってだんまり。
しょっぴくってなに？これから私名にされんの？
とぐるぐる考えているうちに碧棺左馬刻の車が到着しそのまま乗せられてしまう。
車の後部座席では、
碧棺左馬刻と入間銃兎に挟まれて肩を縮こまらせている私がいた。
なにこの状況。
▽もしかして？
拉 致 ら れ た
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さ。(プロフ) - 夢花 (仮垢)さん» コメントありがとうございます！(返信かなり遅くなりました……)夢主には強く生きてほしいので、試練をいっぱい与えていくスタイルです。(そのぶん私の語彙力が求められる…) (2019年1月24日 22時) (
レス) id: 9ab8c6100b (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - うぅ…夢主ちゃぁぁぁん（；；）頑張って(´；＿；｀) (2019年1月16日 4時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
さ。(プロフ) - つな缶。さん» ありがとうございます！亀さん更新ですが、頑張ります！ (2019年1月13日 22時) (レス) id: 9ab8c6100b (このIDを非表示/違反報告)
つな缶。 - さ。さん» 長編でもどんとこいですよ！！更新頑張って下さい笑 (2019年1月12日 19時) (レス) id: a8179c146f (このIDを非表示/違反報告)
さ。(プロフ) - つな缶。さん» なにも考えずに書いたらかなり長くなりそうだったので、てきぱき進めないと不味いなぁと思った結果なのですが……。話の展開早すぎ、とか言われなくて良かったです……。ご両親の前では気を付けてくださいね……見られたら、私も死にます(笑) (2019年1月11日 23時) (レス) id: 9ab8c6100b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さ。 | 作成日時：2019年1月7日 2時
