誰か世界を変えてくれ！【ヒプマイ】

変革13 ページ16

前略。



もはや白目。



最低限のものを詰めた段ボールを車に乗せてもらって連れてこられた場所はヨコハマの駅から程近い高級マンションの一室だった。オートロック付きでワンフロアに三室しか部屋がないやつだ。これは絶対億ションはいってる気がする。



荷物は少なかったのでその日の内に片付けが終わった。ちなみに、碧棺さんは私をマンションまで送り届けるとそそくさと居なくなってしまった。仕事だろうか？まあ、たいして興味はないけど。


片付けているうちに日も暮れてしまったらしくお腹が空いてきた。あ、そろそろ晩御飯の時間だ。



支度をしようとして立ち上がったら玄関の方からガサガサと音がした。数人の話し声も聞こえる。



不審がって覗いてみると、そこにはMAD TRIGGER CREWのメンバーが全員集合していた。



すごく笑顔の毒島さんとあわてふためく入間さんとばつが悪そうな碧棺さん。三者三様のふるまいに少し面白いな、と思っていたら毒島さんが、



「ヨコハマに引っ越してきたと聞いたので歓迎パーティをしよう。小官の料理を振る舞いたい。」


とさっきまでの笑顔をもっと輝かせて言ってきた。



それは、それはいいんだけど………



その、手に持ってるゲテモノはなにかな……？

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