Pseudo romance (ページ45)

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それでも拒む隙も与えず、腕を引かれて中に入ってしまったが防衛反応でドアの前から動かないことにした。

そもそも納得いかない。何故マネージャーがキムテヒョンと二人になる空間へ私を行かせたのか。

もしかしてマネージャーを欺いた？この彼が言葉巧みに言いくるめたとは思えないけど。

「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。ただ(人1)に聞いておかないといけないことがあって」

『…なんでしょうか、』

「どうして、ジョングガに連絡してあげないの？」

何それ。＿＿＿＿てっきり、あの日のことを謝罪されるのかと僅かな期待を抱いていたのに。二人きりになってまで話す事がそれなんだ、

思わず全身の力が抜けた気がした。そして笑えてくる、それほど私には何の感情も抱かない内容だったんだ。

『でしたら何故、皆さんは連絡先を聞いてくるんですか？』

「……っ、それは。次いつ会えるのかが分からないし、プライベートで交流を持ちたいからじゃないの？」

口を濁しながらも。そんな上っ面だけの言葉。…なんだか呆れる。どうせ好きな時に利用するだけの玩具程度にしか思ってないくせに。あんな事裏でしていたグループの人達とは到底思えない、

着飾るのもいい加減にしろと言ってやりたくなった。

『私の答えはそれです。』

「…それは」

『彼がいい人なのは分かってます。あの日も…彼が居なかったら私は今頃ここに居ないと思うし。感謝してるんですけど、』

「ジョングガはずっと待ってるよ。きっと好きなんだと思う、本気で」

『私にそれを言われても困ります。…随分と世話を焼くんですね。』

どうして、ここまで人を疑うようになったと思う？

全て、貴方たちの行いがこうまでさせた。

好きだから、何？せめて相手をしてあげてほしいって、貴方に言われたくない。貴方だけは私に、＿＿＿＿言って欲しくなかった。

ジョングクとした会話の中にも貴方がでてきて。とても尊敬してるお兄さんだとは言っていたけれど、今更兄貴面して本当の家族だと思っているなら現実を伝えてあげるべきだと思う。

私は、貴方の思い通りにならない。