呆れた恋 (ページ18)

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玉森side

最近俺はデビューから付き合ってた彩と別れた。

まあ理由は熱愛報道されたから。

事務所に、迷惑かけてはいけない。

週刊誌が発売される前日に、彩から電話が来て

｢別れたくない！｣と、

でもしょうがないと、その繰り返し。

俺は途中からキレてた。

外の空気を吸いたくなって、ビルの屋上に向かった。

｢彩、もう別れるって言ってるの！分かる？｣

多分そこからは、屋上にいた女性に聞かれていた

そして、そっと屋上を出ようとしてたから、電話を切って

｢ねえ、盗み聞きっていう悪趣味？｣

と言うと

｢別に？私が最初に居ましたし、｣

それで行こうとしてるから

その細い手首を掴むと、

｢離して！｣

と言い出てった。

彼女は急いでたのか、カフェオレを忘れていった。

俺はそのカフェオレを渡したくて、急いで階段を下りた。

でも外を出ても彼女は居なかった。