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zmside
大先生と別れたあと眠ってしまったAを抱いてグルッペンとトントンの元へ向かった。
「グルッペン、トントン」
「あァ…ゾムか」
「Aこっちで寝かせとく？」
「いや、ええわ。…A俺が近くにいないとすぐパニックになってまう」
「そか」
スースーと眠るAの目は真っ赤に腫れていてどれだけ怖がっていたかが伺える。
「……ごめんな」
「ゾム、あんまり自分を責めるんやないゾ」
「せやぞ。お前がピリピリしとったらAのストレスになっちまう」
「分かった…。それでグルッペン、今回の戦争なんやけど…」
「お前の部隊が前線に行け」
まさか、自分の部隊が前線に行ってもいいと言われるなんて思ってもいなかった。
秘密暗殺処理部隊。
主に裏側に回る俺の部隊はこの軍の中でもトップクラスの兵士たちの集いだ。
「任せとき」
「あぁ、よろしく頼む」
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「A〜、こっち来ぃ？」
『ろぼろ』
トテトテと部屋の隅っこから歩いてくるA。
「危ないから俺の近くに居てな」
『あい』
戦争が始まった日、ゾムはオレにAの世話を頼んできた。
「……コイツ、所々記憶が無くなってたり行動が幼くなってんねん…」
ゾムに抱き上げられているAは怯えた目で俺の事を見てきた。
『だぁれ？』
ぱちりと開いた大きな目は不思議そうな目でオレの事を見ていた。
「…オレはロボロって言うねん。キミはお名前なんて言うんや？」
『Aっていうの！ろぼろ！』
「せやで〜ロボロやで」
「…じゃあ、行ってくるな」
『じょむ、どこ行くの？』
「お仕事行ってくるんや。ロボロの所で大人しくしとくんやぞ」
『わかっちゃ！』
「気をつけてなゾム」
「おう」
『きをつけてなー！』
オレの真似をしてブンブンと手を振るAは以前のAの様で少し違う。
「……ごめんなぁ」
自分達と関わっていなければこんな事にはならなかったかもしれない。
Aのサラサラの髪の毛を撫でるの不思議そうな顔をした。
『んゅ？』
「…やっぱ可愛えぇなぁ」
そう言えばAは嬉しそうにニコーと笑った。
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もちもち(プロフ) - フレンチクルーラーさん» コメントありがとうございます！復帰直後なのでまだまだ掴めてないところがあるかもしれませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (8月30日 0時) (
レス) id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - リクエスト聞いていただきありがとうございます面白くて好きです (8月28日 16時) (レス) id: 2e81a6143c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - フリーデンさん» 返信が大変遅くなり申し訳ございません。面白い、その一言がとても嬉しいです。これからの活動の励みになります…!ありがとうございます!! (8月9日 12時) (レス) @page21 id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フリーデン(プロフ) - 最高に面白いです！最初から読ませてもらいましたが、面白い、この一言に限ります！w (2021年7月26日 17時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ReiHetaさん» 了解しました！今回も楽しそうなリクエストありがとうございます！今書いてるものが書き終わったら書き始めますので少々お待ちください！ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 545e7a664d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2021年3月10日 20時
