新人、お祝いされる ページ14
cnside
19:00。いつも僕らが食堂で夕食を食べる時間。
『ちーのいっしょにいこー』
何故か僕の部屋の前に居たAと手を繋いで一緒に食堂に向かっている。
「Aが一緒に行こうなんて珍しいな〜。ゾムさんは？」
『じょむにおいてかれたー…』
「マジ？」
3度の食害よりA。
何をするにもまずAの彼がこの子を置いて行くことなんて有るのだろうか…？
「なぁんか嫌な予感すんなぁ」
『Aもうお腹すいちゃった〜…。はやくいこー』
グイグイと手を引っ張ってAは僕の前を歩いて行く。
「せやね。僕もお腹すいたからはよ行こか。…似合ってんで。僕のあげたバレッタ」
『うれち！かぁいいでしょ』
くるんと回ってワンピースがふわっと舞う。
「ほんま、可愛ええなぁ…」
よしよしと自身の色が散りばめられたバレッタの付いた頭を撫でた。
『ちーのさき！さきはいって！』
「ちょぉ…！」
何処から出してるんだその力と言いたいぐらい後ろからグイグイと押してくるA。
半分くらい倒れるように入った食堂には
ガヤガヤと騒がしい仲間の声と大量のクラッカーの音。
「チーノ、幹部2年目おめでとう！」
「お前もようやく2年目か〜」
目の前の光景が情報の交差点状態で固まっていると
『ちーの！…おめでと〜』
小さな箱を持ったAが近づいてきた。
「あ、ありがとうな」
『あけーて』
パカと蓋を開ければ、とても高級そうなループタイが入っていた。
後ろから覗き込んでいた仲間たちもすげーと声を上げている。
「Aはセンスがええなぁ！」
「まぁ、俺のAやから当然やろ！」
「嘘つけ…。ゾムの破滅的センスに似なくてよかったやんけ」
『ちーのうれし？』
「めっちゃ嬉しいわ！…ありがとうな、A」
「おいおいおい、Aにだけか感謝すんのは！」
ゾムさんの一声にそーだぞ！と周りのガヤも騒ぎ出す。
「あーー！もう！！ありがとう！！ございます！！！これからも国の幹部として精一杯頑張っていくのでよろしくお願いします！！」
半やけくそになって叫んだ。
「あァ、よろしく頼むゾ」
我が総統はニヤリと邪悪な笑みを浮かべた。
ーーーーーーーー
遅れましたが、チーノくん2周年目おめでとうございます…！
いつかこう言うお祝い系書きたいなと思っていたのでこの期にと書かせていただきました。
後で気が向いたら他メンバーも書ければいいなと思います。
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もちもち(プロフ) - フレンチクルーラーさん» コメントありがとうございます！復帰直後なのでまだまだ掴めてないところがあるかもしれませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (8月30日 0時) (
レス) id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - リクエスト聞いていただきありがとうございます面白くて好きです (8月28日 16時) (レス) id: 2e81a6143c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - フリーデンさん» 返信が大変遅くなり申し訳ございません。面白い、その一言がとても嬉しいです。これからの活動の励みになります…!ありがとうございます!! (8月9日 12時) (レス) @page21 id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フリーデン(プロフ) - 最高に面白いです！最初から読ませてもらいましたが、面白い、この一言に限ります！w (2021年7月26日 17時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ReiHetaさん» 了解しました！今回も楽しそうなリクエストありがとうございます！今書いてるものが書き終わったら書き始めますので少々お待ちください！ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 545e7a664d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2021年3月10日 20時
