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ぶきこ…？
頭の中の記憶の欠片を辿ると思い当たる部屋があった。
多分、あの部屋だ。グルッペンが以前連れて行ってくれたあの部屋。
あの銃がお気に入りでこれは軽いから使い易い。
宝物だと言っていた物が沢山ある場所。
そして、そこに居たグルッペンの表情はとても柔らかくまだ小さなAでもその武器等を大切に扱っているということが分かった。
ゾムもよく部屋でナイフを拭いて綺麗にしては満足気にニコニコしている。
大先生だって、射撃場でショッピと銃の掃除を細かい部分までしていてシャオロンはシャベルの事を1番頼りになるヤツと言っていた。
みんなが大切にしている物の場所を見ず知らずのこの男達教えられる訳が無い。
『…ヤダ』
「あ"？さっさと場所吐けよ」
目の前に立つ男がピクっと眉毛を上げた。
吐く？ってどういうこと…。
Aはまた小さな頭で考え込んだ。
その時ピコンと頭の中の記憶が戻ってきた。
…何時だかゾムが言っていたあの言葉。
"あの男全然吐かなくて腹立つわァ"と。
吐くと言うことは情報を言う…。
Aがここでもし、武器庫の場所を教えてしまったら____？
きっと、ゾムが困る。
グルッぺンもお気に入りの武器が無くなって悲しんじゃう。
大先生もショッピもシャオロンも…みんな、みんな困っちゃう。
『…言わない』
「…チッ。おい、お前ら___。殺れ」
お腹の辺りに男の拳がのめり込んだ。
『ぐっ…！』
「オラァ！調子乗ってんじゃねぇよ！こいつ！」
さらに1発顔を殴られる。
『うぇっ…』
ゴロンと寝転がった自分の周りに男達が集まってきて最近ゾムが買ってくれた薄い黄緑色のブラウスをビリビリと割いた。
『う"ぅ…じょむ…』
パチンと頬を叩かれる。
「さっきからヤツの名前ばっかだなコイツ」
「いい加減口閉じろよ」
「この下着とかマニアのヤツらには高値で売れそうだなぁ〜」
男達が無理やり下着を剥ごうと何処からか爆発音が聞こえた。
『……たすけて、』
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もちもち(プロフ) - フレンチクルーラーさん» コメントありがとうございます！復帰直後なのでまだまだ掴めてないところがあるかもしれませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (8月30日 0時) (
レス) id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - リクエスト聞いていただきありがとうございます面白くて好きです (8月28日 16時) (レス) id: 2e81a6143c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - フリーデンさん» 返信が大変遅くなり申し訳ございません。面白い、その一言がとても嬉しいです。これからの活動の励みになります…!ありがとうございます!! (8月9日 12時) (レス) @page21 id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フリーデン(プロフ) - 最高に面白いです！最初から読ませてもらいましたが、面白い、この一言に限ります！w (2021年7月26日 17時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ReiHetaさん» 了解しました！今回も楽しそうなリクエストありがとうございます！今書いてるものが書き終わったら書き始めますので少々お待ちください！ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 545e7a664d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2021年3月10日 20時
