知らないヒトと幼女 ページ1
『…んぅ？』
身体が痛い気がして目をぱちりと開く。
目を開くといつもの白いベッドがあるゾムの部屋ではなく、真っ暗な…だけと真ん中の方に今にも消えそうな光がポツンとあるだけの部屋だった。
『…ぞむ…？』
ゾムを呼んでも返答がない。
おかしい。いつも彼はすぐ返事してこっちに来てくれるのに。
『ぞむ…どこ…？』
自分の声がぽつんと響く。
ゾムを探そうと思い、立ち上がった瞬間ガチャと扉が開く音がした。
「お〜…？お姫様目覚めてんじゃねぇか！！」
「うっひひ！コイツはまたいい顔した女だな！」
「ちょいと幼すぎるが、これから仕込めば俺らの良いように使えるだろ！」
目の前に来て頭からつま先まで舐めるように自分を見る背の大きい男の人たち。
『…だ、れ』
「お、喋った！」
「可愛い声してんじゃん！」
「今日から俺らがキミのご主人様だよぉ〜？」
『…しらない』
「お前さー、どうやって我々国の幹部の懐入ったん？」
「こんな見た目して実は…」
「いやー、そりゃないだろ！」
ギャハハハハハと男達の下品な笑い声が響く。
あまりにうるさい笑い声に眉をしかめてしまう。…笑い声の大きさはコネシマと同じかそれよりも小さいぐらいだったが、コネシマの笑い声はAの不安も吹っ飛ばしてしまうような大好きな笑い声だ。
『ぞむ…じょむ、どこ…』
「あ"？」
「お前のなぁ、ご主人様はもう居ねぇんだよ！」
「まぁ、それか俺らの質問に答えてくれたらご主人様の所に行かせてやってもいいけどな！」
『…なに』
「我々国の武器庫の場所を教えろ」
「あのクソでかい城…ほんと迷路みたいでよく分かんなくってさ〜」
ギャハギャハとまた、男達は下品な笑い声をたてた。
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もちもち(プロフ) - フレンチクルーラーさん» コメントありがとうございます！復帰直後なのでまだまだ掴めてないところがあるかもしれませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (8月30日 0時) (
レス) id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - リクエスト聞いていただきありがとうございます面白くて好きです (8月28日 16時) (レス) id: 2e81a6143c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - フリーデンさん» 返信が大変遅くなり申し訳ございません。面白い、その一言がとても嬉しいです。これからの活動の励みになります…!ありがとうございます!! (8月9日 12時) (レス) @page21 id: 7fa438e99f (このIDを非表示/違反報告)
フリーデン(プロフ) - 最高に面白いです！最初から読ませてもらいましたが、面白い、この一言に限ります！w (2021年7月26日 17時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - ReiHetaさん» 了解しました！今回も楽しそうなリクエストありがとうございます！今書いてるものが書き終わったら書き始めますので少々お待ちください！ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 545e7a664d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2021年3月10日 20時
