検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:5,673 hit

四葉のクローバーほどのラッキー 1 ページ32

席を立って、さっきのシャチちゃんが退場した場所に向かう。
ハ「何をしてるんだ?」
エ「シャチちゃん、このままじゃかわいそう。」
そうハヤトに返しながら、シャチちゃんが退場して言った画面の真っ暗なタブレットを拾い上げ、シャチちゃんの机に置く。
ハ「シャチはどっちだったと思う?」
エ「シロ。」
端的に答えた。
だと思う、なんて言葉はつけない。明らかにシャチちゃんはシロだったと思う。
ハ「なんでだ?」
エ「ハヤトたち発言石集めすぎだと思うよ。そんなに発言石の数がみんなと違うからって疑われるのかな。それに初日の見回りは白いよ。」
ハ「…よくわからない。いつも思ってるけど、エナは話を省略しすぎだと思う。」
エ「…ごめんね。元々だから。えっと、発言石はあんなにヘイト喰らわないかぎり、尽きることってないもん。人狼ゲームって協調性が必要なゲームじゃないから。色々な人に見回りに行くのだって、話し合いの起点としてクロを見つけようとしているシロに見える。」
ハ「じゃあなんで庇わなかったんだ?」
当然の疑問が来た。
エ「一応庇ったつもりだったの。だけど、今日はエナも結構怪しまれるような動きしてたからね。ヘイトはもらいたくなかった。」
ハ「それは生存意欲が高い狼の発言か?」
エナが言ったことの真似をしてきたのかな?少しイラッとした。
エ「真似してるんだ。エナは役職的に吊られたくなかったもん。」
ハ「俺に言ってよかったのか?それ。俺に噛まれるリスクは考えなかったのか?」
エ「なくはないけどほとんどゼロ。狼ってそんな浅はか?」
ハ「浅はかってどう言うことだよ?っておい!」
もう話すことはないかな。
そう判断して私は身を翻してエレベーターに向かう。
ハヤトは追いかけてきたから、また軽く話をして、部屋に戻る。
(…?クリオネ…?)
エナの部屋の扉の前にクリオネが立っている。
クリオネはエナにとって、最大人外位置。
少しでも怖い気持ちを紛らわそうと先手を取るようにクリオネに近づいた。
エ「何やってるの。クリオネちゃん。」
ク「きゃあっ!?…針夜様でしたか。驚かさないでくださいませ。」
エ「驚いたのはこっちだよ。なんでいるの?」
そんなことを言ったけど、クリオネは相当驚いたみたいで、座り込んでいる。
エ「…ごめんね。大丈夫?」
申し訳なくなっちゃったから、手を差し伸べてクリオネを起こす。

四葉のクローバーほどのラッキー 2→←チェンジングジョブ 4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*なのはな*♪ - つっきーさん» さあどうでしょう…?つっきーさんの予想は当たっているかな?できる限り狼キャラは絡ませたし、目立たせたんですけどね〜。 (5月17日 21時) (レス) id: d4d0754e37 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー - *なのはな*♪さん» ふふふ!!!1日目にもなのはな様の無意識のうちに要素があった(と思う)ノダ! (5月17日 19時) (レス) id: 85d7a42084 (このIDを非表示/違反報告)
*なのはな*♪ - つっきーさん» ありがとうございます!みなさんも、気軽に誰と誰が狼だ!って想像してみてくださいね〜!1日目は要素全然入れてないので難しいですけど…人外確定しているクリオネちゃんの動きにすこーしだけ入れたので!どうかコメントください! (5月17日 16時) (レス) id: d4d0754e37 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー - *なのはな*♪さん» では、陽光館病院2で考察させていただきます! (2023年5月15日 22時) (レス) id: 85d7a42084 (このIDを非表示/違反報告)
*なのはな*♪ - みなさん考察してみてください! (2023年5月15日 17時) (レス) id: d4d0754e37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*なのはな*♪ | 作者ホームページ:おいしかった(゚∀。)  
作成日時:2022年10月31日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。