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悪魔が私を呼んでいる 3 ページ25

伯爵が 時を告げ、扉の鍵が開く。
エナは全体チャットに出られなかったから、変な疑いが向けられてないか心配だな。
まあ、狂人っぽい動きに自分に縄向けって言うのがあるし、別にいいか。
そんなことを考えながら、部屋を出てすぐそこにあるエレベーターを待つ。
チリンと、電子っぽいやや耳障りな音が鳴って、エレベーターが開いた。
エ「…えっと?」
中はとてもぎゅうぎゅうだった。
確かにエナより上の階の子の方が多かったけどエレベーター狭すぎないかな。
しかも一個しかないから、これじゃ会議時間に間に合わないかもだけど…
ハ「頼む。エナ。後からでいいか?」
エ「うーんとそれはエナに禁止事項を踏ませたい狼陣営の動きってことで間違いないかな?」
こういう時でも、人狼サバイバルは続いている。
ただのほのぼのとした日常の空間ではない。
それはハヤトも知っているはずなのにね。ずいぶん間抜けた懇願だ。
ク「針夜様はこのようなところでも冷静なのですね。素晴らしいです。」
普通に疑問として言っただけなのに、クリオネには感心され、みんなには呆れられるというか、苦笑されているというか、そんな雰囲気になった。
…なんで?
タ「伯爵。これはどうすればいい。」
まあそうなるよね。これはプレイヤーが悪いわけではない。
伯「どうもしないよ。何か不便があるのかい?」
ウ「何言ってるの伯爵。こんな狭いエレベーターなら、全員入らなくて退場しちゃうよ?」
伯「何言ってるのと言われるのは心外だね。私は主催者として、この状況を動かすことはフェアではないと言える。だからどうもしないんだよ。このことに関して、これ以上の質問は認めないよ。」
なるほど。
狼陣営の画策か。
早いな。いつやったんだろう?
エナはどういうことかわかったけど、発言はしない。
あくまでもエナは狂人として見られなければならない。
これくらいならみんなわかるだろうし、退場はしないだろう。
だから、何も言わない。
ヒ「あーなるほど。ちょいみんな降りて。銀条、この壁殴って?」
シャ「え、痛くないですか?」
ヒ「大丈夫ってば。」
ヒョウは気づいたみたいだ。
シャチちゃんは渋々と言った様子でエレベーターの奥に手を当てて…
そのまま壁を殴った。
その瞬間バリっという、ダンボール独特の音がして、エレベーターが広くなった。
シャ「えええ!?」
ヒ「こんなとこ、だろ。」

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*なのはな*♪ - つっきーさん» さあどうでしょう…?つっきーさんの予想は当たっているかな?できる限り狼キャラは絡ませたし、目立たせたんですけどね〜。 (5月17日 21時) (レス) id: d4d0754e37 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー - *なのはな*♪さん» ふふふ!!!1日目にもなのはな様の無意識のうちに要素があった(と思う)ノダ! (5月17日 19時) (レス) id: 85d7a42084 (このIDを非表示/違反報告)
*なのはな*♪ - つっきーさん» ありがとうございます!みなさんも、気軽に誰と誰が狼だ!って想像してみてくださいね〜!1日目は要素全然入れてないので難しいですけど…人外確定しているクリオネちゃんの動きにすこーしだけ入れたので!どうかコメントください! (5月17日 16時) (レス) id: d4d0754e37 (このIDを非表示/違反報告)
つっきー - *なのはな*♪さん» では、陽光館病院2で考察させていただきます! (5月15日 22時) (レス) id: 85d7a42084 (このIDを非表示/違反報告)
*なのはな*♪ - みなさん考察してみてください! (5月15日 17時) (レス) id: d4d0754e37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*なのはな*♪ | 作者ホームページ:おいしかった(゚∀。)  
作成日時:2022年10月31日 20時

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