【HQ】少女は嘘でできている (ページ9)

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嘘7コページ9

貴方side

「さてさて今日で1か月ですが、今の心境は？？」

貴「・・・いい加減、諦めてほしいです」

そうか、今日で1か月なのか・・・。

そういえば、最近このクラスと黒尾先輩に対しては恐怖心がどこかへ吹き飛んでしまった。
・・・これは進歩と言えばいいのだろうか？
いや、正確に言えば、なんかビクビクするのが馬鹿馬鹿しくなってきただけか。

貴「まぁ、ごく一部の人限定だけど・・・」

「え、何か言った？」

貴「いえいえ、何も？」

黒「Aちゃ～～～～ん！！！！来たよ～～～～～～～！！！！」

貴「・・・はぁ」

「いってらっしゃ～い♪」

今日で1か月だからか？
・・・めっちゃ盛り上がってる。

よっし、今日でケリつけてやる！！

貴「どうも、黒尾先輩。ある意味、お疲れ様です」

黒「んでさ、今日はちょっと場所変えて話したいんだけど・・・って、なんであんなに盛り上がってんの？？」

貴「まぁ、色々ありまして・・・」

黒「ま、いいや。昼飯まだなら屋上行かねぇか？」

貴「え、先輩と二人っきりなんて御免ですよ？」

黒「お前ひどくない！？」

貴「なら、ジュースおごってくださいよ」

黒「しょーがねぇなぁ・・・」

貴「んじゃ、お弁当とってきます」

本当は行きたくないが・・・。
先輩、今日で終わらせましょう！！
明日からは私の快適生活ライフが待っている！！！！！

黒「んじゃ、屋上行くか～」

私はそのまま先輩についていった。

「こりゃ、私の負けかな？」
「うわぁ～絶対綾凪さんOKしちゃいそうw」
「だってね～・・・」

『綾凪さん/Aが誰かに言われるがまま付いて行くなんてありえないよねぇ～www』

こんな会話がクラス内でされていたなんて、出て行った私が知るわけがなかった。