検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:2,931 hit

嘘4コ ページ6

貴方side

?「・・・あぁ?」

お、起きた・・・?
・・・仕事をしなければ。

貴「起きましたか?」

カーテン越しに声をかける。

?「あーよく寝た・・・」

頭をガシガシ掻きながらこの人は出てきた。

貴「・・・顔色は、よさそうですね。気分はどうですか?」

?「頭痛も収まったし、問題なさそうだ」

貴「そうですか。もう完全下校時間も近いので、準備ができ次第帰っていただいていいですよ」




?「は・・・完全下校時間!!??」




!!!!!!
え、なになに!!
何か変なこと言った!?

貴「え、何か問題でもありました?」

?「何で起こさなかったんだよ!!」

肩をガシッと掴まれる。

無理無理無理無理!!
本当に無理!!
怖い怖い怖い怖い!!




せめてその手を離してくださいぃーーーー!!!!!




貴「いや、その、寝ている人を無理やり起こすのは・・・」

?「あー・・・ごめん。本当にごめん」

貴「とりあえず、出ましょうか」

保健室の備品と、自分の道具を片付けて部屋からでる。

貴「じゃあ、私は鍵返しに職員室行ってくるんで、ここで失礼します」

?「いや、待つから!!」

貴「結構です」

?「え?」

貴「いや、本当に結構です」

?「んじゃ、俺が勝手に待ってるわ」

そのまま下駄箱のほうへ向かっていく。

貴「・・・なぜこうなった」

とりあえず、鍵返しに行こう。
あの人のことは・・・何とか乗り切ろう。


***


鍵を返して、今は靴箱。
あの人の気配は・・・。

?「お、来たな?」

ええ、いましたよ。
本当に待ってたよ。
マジか・・・。

貴「・・・病人を待たせるとか、私最悪ですね」

?「俺が好きで待ってるんだからいいの」

そのままこの人としばらく一緒にいるのか・・・。
頑張れ私。
家までは10分の超近距離!
この人と別れるのも時間の問題だ!!

?「そういえばさ、俺の名前言ってなかったよな?」

貴「・・・そうですね」

黒「俺、3年の黒尾鉄朗。んで、さっきも言ったけど部活はバレー部。本当今日はサンキュー」

貴「・・・1年の、綾凪Aです。あれは私の仕事なんで、気にしなくて大丈夫です」

黒「Aちゃんね?・・・うっし、覚えた!」

覚えなくていいです!!
私はそこら辺のモブなんです!!
関わらなくていいです!!




もう家に帰りたい。
お願いです、早く家に帰らせてください。

嘘5コ→←嘘3コ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 悪女 , 裏切り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫杏 | 作成日時:2017年2月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。