102話 ページ9
キキョウ様が男性と結婚した１年後…
キキョウ様のお腹に小さな命が宿った
キキョウ様も旦那様も喜んだ
カランもラナキュラも喜んだ
“いつお産まれになるのですか？”
“ふふっしばらくかかるわ”
と笑顔で答えたキキョウ様
カラン“キキョウ様と旦那様のお子さま凄くたのしみでごさいます”
ラナキュラ“俺もカランと一緒で楽しみで寝れません”
キキョウ“ふふっありがとう二人とも”
旦那“キキョウ、体は大丈夫か？具合悪くないか？何か欲しいものはないか？”
キキョウ“大丈夫ですよ貴方”ニコッ
という幸せな会話があった
それから数か月後
キキョウ様は可愛らしい女の子を産んだ
キキョウ様と旦那様の娘
カランとラナキュラは二人に言った
“キキョウ様、旦那様、私たちが命にかえても姫様をお守り致します”
と言った
その後姫様は少しずつ成長していった
だが姫様が生まれてから10年後、キキョウ様に異変が起きた
朝の時間の時である
旦那様が急にキキョウ様の名を大きな声で呼んだときである
妖精達は急ぎ、旦那様の元へ向かった
だがそこには
キキョウ様が血を吐いて倒れている姿であった
その後急ぎ病院に向かったが、キキョウ様は亡くなった
突然の死に驚き泣いた妖精達、だが本当に一番辛いのは旦那様と姫様
そして妖精達誓った
もう2度と愛する人が失わぬよう、近くで見守ると
妖精達はキキョウの旦那が作り、キキョウに渡した
刀に宿った
その後妖精達の姿を見たものは誰もいない
たしぎ「と言うちょっと変わったお話です」
スモーカー「……フェアリー一族どこかで聞いたような」
たしぎ「……Aさんと同じですよね」
スモーカー「っ？！
確かにそうだな…」
たしぎ「でもそんなことはありえませんよね
これはただの作り話ですよね」ニコッ
スモーカー「……」(本当に作り話なのか…)
「スゥースゥー」
“姫様の寝顔可愛いわ”
“姫さんの寝顔なんていつも見てるだろう？”
“ふふっ分かってないねラナキュラ、何回見ても飽きないのよわたしは”
“そうかよ…なぁーカラン”
“何ラナキュラ？”
“…今度こそ守れるだろうか”
“…えー絶対守れるわ、たとえ何があっても…”
“……そうだな”
マルコ「……そろそろ起こすかねい
おーいAそろそろ起きろよい」
ユサユサ
「うーーん」
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作者名：カオアップル | 作成日時：2022年11月30日 21時
